December 2, 2010

ジュリアーノ・カルミニョーラ with ヴェニス・バロック・オーケストラ

●この前の日曜日、28日に三鷹市芸術文化センター・風のホールにて、ジュリアーノ・カルミニョーラ with ヴェニス・バロック・オーケストラ。オール・ヴィヴァルディ・プロ。2年前も同じホールで聴いた。
カルミニョーラの「四季」●猛然と楽しんだ。もうほとんど「信者」かも。ヴィヴァルディを聴きに来たというよりは、カルミニョーラを聴きに来たモード。アグレッシヴだったりよく歌ったりするコントラスト振れ幅最強に強まったカルミニョーラ節を堪能。あのオッサンの弓、ときどき弧を描いて、しなって見えないっすか、指先で鉛筆つまんでゆらゆらすると曲がって見えるのと同じ理論で。
●カルミニョーラのステージって、いい意味で演出され切ってると思うんすよ。前半5曲あるんだけど、そのうち最初の3曲は本人出てこなくてヴェニス・バロック・オーケストラ(以下VBO)だけで演奏する。シンフォニア、コンチェルト、シンフォニア。これがなんとも冴えないというか大人しいんだけど、これワザと説。で、カルミニョーラが出て来ると、とたんに舞台がギラついて、生命力あふれすぎるヴィヴァルディが炸裂。聴衆はカルミニョーラが出てきた時点でもうオーラに圧倒される。ホントにカッコよすぎる。プロポーズしちゃいそう(しません)。
●ヴァイオリンは立って弾くのと座って弾くのとじゃカッコよさが段違いだなー。もちろんみんな立って弾く。VBOには内緒のルールがあるにちがいない。ヴァイオリン奏者は太ってはいけない、立ち姿が映えるように。ただしカルミニョーラより長身ではいけない。男性に限る。ヴィオラ奏者は痩身の女性に限る。太ってはいけない。しかし通奏低音部隊はシブいオヤジであることが求められ、痩せていてはいけない、貧相に見えるから。←あ、これワタシの妄想だから。
●休憩後に3曲しかないんだけど、アンコールは大サービス。タルティーニのヴァイオリン協奏曲D96第4楽章があって、ヴィヴァルディ「四季」の「夏」第3楽章。これは今日はもうおしまいの合図かなと思ったんだけど、ノリノリの客席にこたえて、「四季」の「秋」第1楽章をやって、第2楽章をやって、結局第3楽章もやる。あー、笑いが止まらない、この愉快さ。カルミニョーラとVBOは、演奏中も演奏の合間も舞台上でのお互いのコミュニケーションが多いのがいいっすね。たとえ、楽譜にカルミニョーラの指示で「ここでリュートとヴィオローネが目配せしてニッコリする」と書いてあったのだとしても、ワタシは信者になって楽しむから!(←いやそれ妄想ですから)。

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