December 13, 2010

日本フィル首席指揮者ラザレフが契約延長

ラザレフ●日本フィル首席指揮者アレクサンドル・ラザレフの契約延長が決定。2011/12シーズンから16/17シーズンまで5年という長期の延長となった。日フィルはラザレフが首席指揮者に就任してから変わったとみんながいう。これまでこのオケを視野に入れていなかった人たちにもかなりアピールしたのでは。そんな中での契約延長。奉祝。
●で、2011/12シーズンの東京定期および横浜定期の内容が速報されている。東京についていえば、10公演中3公演でラザレフが登場、このシーズンからはラフマニノフをシリーズで取り上げる。それと首席客演指揮者を務める若者ピエタリ・インキネンが2公演。こちらは先日よりスタートしたマーラー・シリーズを継続。他に広上淳一、山田和樹、ラン・シュイ、小林研一郎、下野竜也。新時代のヤマカズ氏の2011年以降のスケジュールはスゴいことになってそう。早くオフィシャルサイトを作ってほしいぜー。
●この週末、その日フィル東京定期でサントリーホールへ(11日)。首席客演指揮者インキネンによるシベリウス/組曲「クリスティアン2世」とマーラー/交響曲第1番「巨人」。名前の通り陰気なヤツだったらいいのにというバカすぎる願いはかなえられず、さわやかさ全開の30歳。「巨人」はまっすぐな力演だが、より楽しめたのはシベリウスのほう。落ち着いた柔らかな響きを堪能。好演。「クリスティアン2世」は第2曲の「エレジー」がいいっすね。

photo © 三浦興一

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