April 5, 2011

来日組

●読売日響常任指揮者シルヴァン・カンブルランが来日。「この震災による被害に、世界中の人が心を痛めています。そのような状況で、私は今、この日本にいることを嬉しく思っています。こんな状況だからこそ、芸術は必要とされるはずです。何か、私に助けになることができればと思います」。なんと力強い。4月18日(月)サントリーホール定期他。
●プラシド・ドミンゴも「予定通り来日」と発表。「音楽を通じて人々の気持ちは寄り添い、音楽は人々の心をひとつにします。音楽を届けることで少しでも力になることができればと日本に参ることにいたしました」。4/10の公演の最後に「日本への祈りを込めた一曲」が演奏され、その模様はUSTREAMでライブ配信される予定。17:30頃~。
●ズービン・メータは4月10日に「東京・春・音楽祭」でN響と「第九」。「今月のフィレンツェ歌劇場日本公演を無念にも途中で切り上げなければならなくなって以来、この偉大な国、日本を襲った未曾有の悲劇の後に、何かこの国の素晴らしい人々を助けられることがないかと考えておりました」。
●しかしなー。来日アーティストが「来日する」ことが話題になる日が来ようとは。未来というのは本当に予測の付かないことばかり。あれもこれも想定外。ていうか、もともと「想定内の事態」なんて存在しないのかも。

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