ドミノ・ピザ
February 1, 2013

気になる本を

「ユリイカ」2013年2月号●いくつか。
「ユリイカ」2013年2月号の特集は「ゾンビ ブードゥー、ロメロからマンガ、ライトノベルまで」。まだ発売されたばかりでワタシも手にしていないのだが、期待したい。このブログの不定期連載「ゾンビとわたし」もそうであるように、いま世の中は同時多発的にゾンビ。たまに勘違いされることがあるのだが、これは「ゾンビ・ドラマやゾンビ映画、ゾンビ・コミックがヒットしている」という話ではない。わたしたちが生きる世界がゾンビに侵食される(されつつある、されている、今にもされそう)という現実が、物語世界に反映されているのだ。ゾンビ映画なんて怖くて見てられない。でも今そこにあるゾンビがっ。
マンガと音楽の甘い関係●高野麻衣さんの新著「マンガと音楽の甘い関係」(太田出版)。少女マンガを彩る音楽のある情景を論じ、マンガと音楽の関係性を読み解く、というか著者個人の乙女視点から語り倒す。マンガはワタシの守備範囲外なのでよい読み手にはなれそうもないんだけど、各章に掲げられた「音楽と恋とチーム男子」「アコガレ遺伝子」「乙女心のインテリ欲」といった見出しからして触発されるところ大。
ネミロフスキー著「フランス組曲」●もう一つ。イレーヌ・ネミロフスキー著「フランス組曲」の翻訳が出た(白水社)。バッハの本ではない。ナチスドイツ侵攻下のフランスを舞台に戦争に翻弄される人々を描く群像劇。特に自分のアンテナに引っかかっていた本というわけではないのだが、昨年、ラルフ・ゴトーニ指揮オーケストラ・アンサンブル金沢がサッリネンの「ヴァイオリン、ピアノ、管楽のための室内協奏曲」を日本初演した。この作品がネミロフスキーの「フランス組曲」に触発されて書かれたとかいう曲だった。「フランス組曲」はフランスで70万部、世界で350万部というベストセラーになっているそうなんだが、邦訳がなくて「そんなこと言われてもなあ」状態だったので。読めるかどうかは怪しいけど、備忘録代わりに。

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