March 11, 2014

調布音楽祭2014記者会見

調布音楽祭2014記者会見
●10日は調布音楽祭2014の記者会見へ(調布市民文化会館たづくり)。今年は期間を2日間から3日間に拡大して、7月4日~6日にかけて、調布市グリーンホールと調布市民文化会館たづくりを会場として開催される。主催は調布市文化・コミュニティ振興財団。総合プロデューサー・ディレクターに鈴木優人さん、監修に鈴木雅明さん(鈴木父子は調布にお住まいなんだそうです)。バッハの演奏が音楽祭の柱となるわけだが、加えて今回は副プロデューサーにピアニストの森下唯さんが名を連ねる。写真は左より、鈴木雅明、沙羅(アーティスト・イン・レジデンス、木版画家)、鈴木優人、森下唯、調布市文化・コミュニティ振興財団の吉田常務理事、同財団阿部珠子主査の各氏。
●注目の公演内容は、バッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハのブランデンブルク協奏曲全曲、佐藤俊介&鈴木優人によるバッハのヴァイオリン・ソナタ全曲、桐朋学園オーケストラによるドヴォルザークの交響曲第8番他(指揮者未定)、望月哲也テノールリサイタル「詩人の恋」、森下唯&ピアニート公爵ジョイントリサイタル他。森下唯さんは「生き別れの兄」であるピアニート公爵と夢の共演(?)を果たす。モーツァルト~アルカン編のピアノ協奏曲第20番、伊福部昭のピアノ組曲他。えっ、ピアニート公爵ってなんのことかって? それは……特に知らなくていいと思う! ちなみに、鈴木優人さんと森下唯さんは小学生以来の友人だとか。「学習塾で知り合った悪友同士が、今こんなふうに調布の街を巻き込んで音楽祭を開くことになって感慨深い」(鈴木優人さん)。
●通常の公演以外にも、たとえば桐朋の在学生&卒業生が次々出演する入場無料で入退室自由のミュージックカフェ(もちろん飲食可能)や、キッズ向け公演など、ほどよいサイズで音楽祭らしい企画がそろっている。東京には都心を舞台とした音楽祭がいくつもあるが、調布のような多摩エリアで開催するとなればそれらとはまったく異なる地元密着型の音楽祭へと育っていくことが期待できる。この記者会見にも手作り感があふれていて、アーティストと調布市が二人三脚で音楽祭を作っている雰囲気が伝わってきた。調布といえば、なんといっても深大寺と味スタ(FC東京)であるが(←私見)、これに音楽祭が加わって調布三大名物になるくらいに長く続いてほしいと願う。

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