March 17, 2014

彩の国で北村朋幹ピアノ・リサイタル

●15日は彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールで北村朋幹ピアノ・リサイタル。91年生まれの若さながら、今回も練られたプログラムで、シューマンの「4つのフーガ」、ベリオの「セクエンツァIV」、スクリャービンのピアノ・ソナタ第10番、休憩をはさんでベートーヴェンのピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」。フーガで始まりフーガで終わる。スクリャービンで頻出する昆虫の羽ばたきのような(おののき身震いするかのような?)トリルが「ハンマークラヴィーア」の終楽章を予告する。
●前回、トッパンホールで聴いたリサイタルもそうだったけど、リサイタル全体がひとつの作品になっているかのよう。ベリオとスクリャービンは拍手を入れずにつなげて演奏。トッパンでも前半の曲目を全部つなげて弾いていて、このあたりは客席次第なわけだけど、不思議とうまく舞台と客席で息が合う。アンコールにまさかのバッハのシンフォニア ト短調(←「インヴェンションとシンフォニア」の)と、ベートーヴェン「11のバガテル」第11曲。冒頭のシューマンから詩情の豊かさにすっかり魅了された。ベリオにおいてすら情感にあふれている。鋭く耳をつんざくような轟音はない。若武者が勢い込んで挑むベートーヴェン。みずみずしい。また彼のピアノを聴きたくなる。初々しさと老成の混淆に引きつけられるのかも。
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●本日朝の3時間ほど、当サーバーがダウンしていた模様。失礼いたしました。NTTPCのサーバーなんだけど、品質保証制度がある割には意外とよく落ちる、でも引っ越す労力を考えるとなかなか動けない。このドメイン名になってから、今までに2回引っ越しているのではあるが……。うーむ。

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