September 25, 2014

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団新幹部記者会見

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団新幹部記者会見
●24日は現在ドゥダメルとともに来日中のウィーン・フィルの新幹部記者会見へ(ANAインターコンチネンタルホテル東京)。楽団長が17年ぶりに交代するなど、幹部が刷新されたということで、新旧の楽団長および事務局長が登壇した。写真左より、前事務局長ディーター・フルーリー(首席フルート)、前楽団長クレメンス・ヘルスベルク(第1ヴァイオリン)、新楽団長アンドレアス・グロースバウアー(第1ヴァイオリン)、新事務局長ハラルド・クルンペック(第2ヴァイオリン)の各氏。グロースバウアー新楽団長は1974年生まれで、2008年にウィーン・フィル入団。一気に若返った。
●19時からサントリーホールで東京の初日があるというその日の17時から行われた会見で、内容は新体制のお披露目といったところ。「私たちにもっとも大切なのはクォリティ。これを将来にわたって継承していくのが私たちの役割である。近年オーケストラの世代交代が進んでいるが、今回の楽団長交代はその反映でもある」(グロースバウアー新楽団長)。「事務局としても、音楽家としても、まずは前任者が積み上げてきたことを継承することが大切だと思っている。来年はエッシェンバッハとともに来日して、大阪、名古屋、東京で6回の公演を行なう。さらにその次、2016年は特別な年になる。サントリーホールが30周年を迎えるので、なにか特別なことを考えている」(クルンペック新事務局長)。
●まだ新体制が発足したばかり、しかも前任者がともに登壇しているとあって、新任の幹部の二人は慎重な話しぶり。退任する二人のほうが口が滑らかなのは当然だろう。「サントリーホールは私たちのアジアにおける故郷。私たちはすっかり日本に錨をおろしている。これまで17年間楽団長を務めてきたが、日本に来るたびに同じように感じてきた。今62歳となって、オーケストラの定年まではあと3年ある。しかし、自分がまだオーケストラにいる間に、次の世代に仕事を引き継ぎたいと考えて、楽団長を退任することにした。ウィーン・フィルでの最後は一音楽家として迎えたいと思った」(ヘルスベルク前楽団長)。「新体制になってからの3カ月の間、引き継ぎを一生懸命してきた。若い二人は私たちの準備を受け入れてくれて、それに新しいアイディアやアクセントを加えてくれた。彼らが私たちと同じ価値観を共有していることをとても嬉しく思う」(フルーリー前事務局長)
●今回のツアーに同行しているドゥダメルの若さについて問われて、ヘルスベルク前楽団長が返した言葉。「指揮者とオーケストラは、初恋からはじまって、次第にその関係を深めていくもの。ドゥダメルが初めてオーケストラにやってきたときは、まるで20歳の若者のように思えた。3年前、80代のブロムシュテットを初めて指揮台に迎えた。そのときも、すぐさまわれわれは初恋に落ちた」。折しもN響定期のために来日中のブロムシュテットの名前がこんなところで飛び出した。

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「アジア大会2014サッカーU-21、グループリーグを2位で通過」です。

次の記事は「ドゥダメル指揮ウィーン・フィルでシュトラウス&シベリウス」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ