March 20, 2015

ハリルホジッチ新監督が選んだ最初のニッポン代表メンバー

●3/27と3/31の対チュニジア戦、ウズベキスタン戦のために、ヴァイッド・ハリルホジッチ新監督(←サッカー協会の表記はこうなった)がニッポン代表メンバーを選出した。新監督が選ぶ最初のメンバーということで注目していたが、人選以前にまず人数の多さに驚愕。たった2試合の親善試合のために、なんと31名の代表メンバーと12名ものバックアップ・メンバーが発表された。あわせて43名。学校のクラスがひとつできそうだ。JPN43。
●いやー、なにがびっくりって、けが人まで招集している、しかも欧州から。新監督と面接をするためだけに日本と欧州間を往復するんだろうか。そもそもこんなに人数がいてもベンチに入れる人数は変わらない。
●選手の顔ぶれに関して言えば、驚きの初選出もいるにはいるが(ガンバの藤春)、それ以上に復帰組が多い印象だろうか。山口蛍とか青山敏弘とか宇佐美貴史とか興梠慎三とか。アギーレ前監督がどんどん時計の針を戻してしまったのを、もう一回もとに戻して再スタートしているかのよう。たぶん、就任後の時間がなさ過ぎて、ハリルホジッチの視察だけではすべてを納得ゆくまで決めきれず、協会側の人選も入っているんじゃないだろうか。いずれにしても、ハリルホジッチが猛烈な熱意を持っていることはこの段階でもひしひしと感じられるので、理想的な監督が来てくれたという確信は揺らいでない。まあ、そんなの、サポとしては試合が始まったらころりと手のひらを返すことだってあるわけだけど。
●メンバーを以下に。まず31名の「代表メンバー」。

GK:川島(スタンダール・リエージュ)、東口(G大阪)、西川(浦和)、権田(東京)
DF:酒井高徳(シュツットガルト)、酒井宏樹(ハノーファー)、内田(シャルケ)、吉田(サウサンプトン)、水本(広島)、昌子(鹿島)、森重(東京)、槙野(浦和)、太田(東京)、藤春(G大阪)、長友(インテルミラノ)
MF:長谷部(フランクフルト)、柴崎(鹿島)、今野(G大阪)、青山(広島)、山口(C大阪)、香川(ボルシア・ドルトムント)、清武(ハノーファー)
FW:本田(ACミラン)、永井(名古屋)、小林悠(川崎)、岡崎(マインツ)、大迫(ケルン)、興梠(浦和)、乾(フランクフルト)、武藤(東京)、宇佐美(G大阪)

続いて「バックアップ」組の12名

GK:林(鳥栖)、DF:塩谷(広島)、鈴木大輔(柏)、千葉(広島)、車屋(川崎)、MF:谷口彰悟(川崎)、米本(東京)、大森晃太郎(G大阪)、高萩(ウェスタン・シドニー)、FW:柿谷(バーゼル)、川又(名古屋)、豊田(鳥栖)

●こうして並べると、ずいぶん国際化したものであるね、われわれの代表は。

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