June 9, 2015

ユヴェントスvsバルセロナ@チャンピオンズリーグ2014/15決勝

●欧州のサッカーシーズンもこれで閉幕。今年のチャンピオンズリーグ決勝はユヴェントス 1-3 バルセロナで、バルセロナが制覇した。近年、凋落ぶりが著しいイタリア・セリエAだが、唯一気を吐いているのがユヴェントス。一方バルセロナはルイス・エンリケ監督と選手の確執などが一時騒がれたものの、終わってみれば三冠達成。完璧なシーズンだった。
●バルセロナはメッシ、ネイマール、スアレスの3枚看板の破壊力が強烈(ペドロはずっとスターの陰に隠れ続けている運命なのか……)。中盤もイニエスタ、ブスケツ、ラキティッチで万全。ユベントス相手に62%のボール・ポゼッションはさすが。90分を通してシュート数はそう変わらないが(オン・ターゲットも)、パスの本数は500本対280本でバルセロナが圧倒していた。前半4分に見事な崩しからラキティッチが先制ゴールを奪い、多くの人が予想したような展開になったが、後半10分にモラタ(またも)が同点ゴールを奪うと試合がわからなくなった。バルセロナの守備は決して強固ではない。ただ、同点になってユヴェントスがさらに攻勢を強めると、バルセロナのカウンターが発動しまくって、ルイス・エンリケの注文通りのサッカーになってしまった。後半23分にスアレス、追加タイムの後半52分にネイマールがそれぞれ鮮やかなゴールを決めた。
●シャビはこれでバルセロナからお別れ。カタールへ行く。いつか顕在化すると思っていた「シャビの後継者問題」は、結局顕在化しなかった。
●ルイス・エンリケ監督は大監督になるのだろうか。就任1年目で三冠達成。あるいは、ひょっとして辞めたりして。

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