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March 2, 2017

CDのソフトケース詰め替え大作戦 その2

●(承前)やっぱり、この話題、反響がある! なので、続きを。
●CDをプラケースからソフトケースに詰め替える際に、いちばん引っかかるのは棚に並べたときに背タイトルが読めないんじゃないかという心配だと思う。実際にどうなるか、写真で見てみよう。ソフトケースに詰め替えた状態で棚にさした場合は、真正面から見てもなにがなんだかわからない。特に棚の左側から眺めると、ソフトケースの裏面を目にすることになるので、左上の写真のようになにがどうなってるんだか、さっぱりだ(一番手前側は比較のためにプラケースのまま)。
cd_softcase_right.jpg●ところが、棚の右側から見れば、この通り。右の写真はさきほどの写真と同じ場所を写したものだが、どこになにが入っているか、明確に読める。これはバッハの鍵盤楽器曲を収めた一角なのだが、こんな小さな写真でも一枚一枚どのタイトルが入っているか、わかってしまいそうだ。帯のある国内盤は格段に読みやすいが、輸入盤だって十分に読める。……えっ、右側から見ても読めない!? あ、そうかぁ、そうだよなあ~、他人のCD棚なんてそんなもんだ。でも、これが自分の棚なら問題なく読めるんすよ。だって、過去に自分が欲しいと思ったCDばかりなんだから。それにレーベルがわかれば、ある程度はあたりがつくわけだし。左から見ても読めないが、右から見れば読める。だから大丈夫。最後は愛の力で読める! そもそも音は(おおむね)ストリーミングで聴けるんだから、現物が必要となる頻度は主にブックレットを見返したいとか、ジャケットを眺めて所有欲が満たされたというラブリーな気分に浸りたいときに限られているんだから、これくらいで問題ない……きっと。
●で、CDのなかには2枚組や3枚組、あるいはボックスセットなど、詰め替えられないCDもある(分厚いタイプの2枚組は2枚組専用のソフトケースに移し替えてもいいが、昨今主流の薄型2枚組は十分効率化されている)。そういう詰め替えられないタイプのCDが、棚のなかでうまく「見出し」の役割を果たしてくれるので、「あ、ここからはバッハだな、ここからはヘンデルだ」みたいに棚の作曲家地図は一瞥してわかる。ただし、ほんの1、2枚しか持っていないような作曲家のCDをソフトケースに詰めてしまうと、どこに行ってしまったのか見失ってしまうので(というか存在そのものを忘れかねないので)、ある程度まとまった分量の枚数を持つ作曲家なりアーティストなりのCDのみを詰め替える、という方針でひとまず進めるのがいいんじゃないだろうか。
●次回は、各社から出ているソフトケースのどれがいいのか問題について。(つづく