October 30, 2020

ロームシアター京都 京都市交響楽団×石橋義正 パフォーマティブコンサート「火の鳥」記者会見


●29日はロームシアター京都の開館5周年記念事業、京都市交響楽団×石橋義正 パフォーマティブコンサート「火の鳥」のリモート記者会見に参加。2021年1月17日、ロームシアター京都メインホールにて開催。写真は演出の石橋義正さん(左)と指揮の園田隆一郎さん。このパフォーマティブコンサートとは、オーケストラの演奏に加えて、ダンスや美術、映像などの演出が加わるというもの。2021年はストラヴィンスキー没後50年ということで、「バレエ・リュス」の精神にインスパイアされた音楽・舞踊・美術が融合したコンサート。振付は藤井泉、出演は森谷真理、アオイヤマダ、茉莉花(コントーション)、池ヶ谷奏、薄田真美子、斉藤綾子、高瀬瑶子、中津文花、松岡希美(以上ダンス)、花園大学男子新体操部(!)。曲はストラヴィンスキー「花火」、ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」、ラヴェル「ボレロ」&歌曲集「シェエラザード」、ストラヴィンスキー「火の鳥」組曲(1919年版)。非常に幅広い分野の才能が集結する。男子新体操部はストラヴィンスキーの「花火」に出演するそうなんだけど、どんなパフォーマンスなのか、想像がつくようなつかないような……。
●演出の石橋さん「奇想天外でおもしろいことをしたい。クラシックを聴かない人にも聴く人にも驚きと感動を与えたい」。指揮の園田さん「今の京響は日本屈指の深いサウンドを持ったオーケストラ。重厚で色彩感豊かな曲が得意。より華やかで官能的なサウンドをどうやってオーケストラから引き出すかがチャレンジになる。演出が入ることでオーケストラの音が大きく変わるのではないか。それが楽しみ」。ラヴェルを歌うソプラノの森谷さんはリモートで登壇。「『シェエラザード』はずっと歌いたいと思っていた曲。ワクワクする気持ちでいっぱい」。音楽だけでも十分に聴きごたえのあるプログラムだと思うが、ダンスや映像、歌も加わって、21世紀の拡張版バレエといったイメージ。
●リモート記者会見だと、こんなふうに遠隔地の会見にも参加できてしまうのだった。会場にはリアルのプレスもいて、同時にリモートでも参加できるというハイブリッドスタイル。使用ツールはZOOM、リモート組は映像&音声ともにオフで、質疑応答はチャットで質問を投げて主催者に拾ってもらう方式。進行の手際よさが印象的。

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「映画「TENET テネット」の弾痕問題」です。

次の記事は「東京武蔵野シティFC vs FCマルヤス岡崎 JFL第26節」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ