December 7, 2021

味の素スタジアムで東京ヴェルディvsSC相模原戦

味の素スタジアム
●Jリーグ最終節を迎えた週末、味の素スタジアムでJ2の東京ヴェルディvsSC相模原戦を観戦。味スタは専用スタジアムではないので決して満足できる場所ではないが、行けばやはりワクワクする。なにしろ(旧)国立競技場なき今、東京のスタジアムで愛着のある場所はここくらいのもの。最終節とあって盛況なのか2階席も使用されていたので、久々にそちらへ。眺めはいい。まあ、盛況といっても一列おきの使用で、しかも一席空けなのだから、はなはだ疎ではあるのだが。5万人近く入るスタジアムで入場者数7505人。ウィルス禍以前からもっとガラガラのヴェルディ戦をなんども観ている自分の感覚では、これでも大盛況。飛田給駅からスタジアムまでの道のりは青と赤が目立ち、この街がすっかりFC東京の軍門にくだっていることを感じさせる。これが歴史というもの。
●ちなみにサッカー界の感染対策だが、やはり入口で体温チェックがある。もし発熱している場合はどんな理由であれ入場できないし、チケット代も返金されないという決まり。恒例の持ち物検査がなくなっている。チケットは電子化されていてQRコードを読み取ってもらう(スマホを見せても、プリントアウトを見せてもOK)。売店はフルに営業。声を出す応援は禁止なので、鳴り物と手拍子が基本なのだが、入場時に配布された厚紙を折るとハリセンになる。これを鳴らすと手拍子より大きな音が出て、まあまあ盛り上がる。いろんな工夫を感じる。ちなみに入場時にはヴェルディ・シャツもプレゼントしてもらえたので、着用してみた。マリノス・ファンから見ればかつての好敵手というよしみがあるので、マリノスと同じカテゴリーに入らない限り、ヴェルディを応援してもいいかなという気分になる(←単純)。
●キックオフ前にもいろんなファンサービスが用意されている。そのひとつとして、早稲田大学交響楽団の演奏があった。金管六重奏でジョプリン「ジ・エンターテイナー」他を演奏。なぜワセオケなのかは知らない。アウェイの相模原サポに歓迎の拍手が沸き起こる。チアリーダーたちの溌溂としたダンスに心地よい場末感が漂う。
●で、試合だが、ヴェルディが持ち前のパスワークで相模原を序盤から圧倒、ほとんどの時間帯でボールを保持する展開になった。伝統的にヴェルディの中盤から前の選手は足元の技術が高く、パス回しが巧みで、線が細いタイプが多い。世の趨勢にかかわらず、自分たちでゲームの主導権を握るというクラブのフィロソフィが伝わってくる。立派。ただ、これでJ2上位に入るには強烈なゴールゲッターでもいないと厳しいかも。小気味よいテンポで攻撃するとはいえ、全体にもうひとつスピード感(パスの速さ、展開の速さ)とプレイ強度が欲しくなる。この日は3対0で相模原に快勝して、22チーム中12位という順位。得失点差は-4でまさにJ2の中位。降格する心配もないが、優勝争いもないという戦力。監督は堀孝史。
●一方、相模原は元ヴェルディの高木琢也監督。ふだんのプレイスタイルを知らないのだが、この日はヴェルディの間合いに入って戦ってしまったという印象。相手の長所を消すような戦い方ではなく、正面から戦った結果、個の力の差がそのまま反映されてしまった感がある。19位でリーグ戦を終えた。試合終了時にはまだわからなかったが、後でJ3に降格したことを知る。あと一歩の差で残留を逃した模様。しかしこれがJ2初挑戦。すぐにまたJ2に帰ってくるにちがいない。
●ヴェルディは退団する富澤清太郎が途中出場。39歳の鉄人。マリノス時代の奮闘が記憶に残る。

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