January 13, 2022

三浦カズ、JFLの鈴鹿ポイントゲッターズにローン移籍

11●日本の4部リーグ、JFLの試合を数多く観戦してきたワタシにとって、これはビッグニュース。横浜FCの三浦知良がJFLの鈴鹿ポイントゲッターズに移籍。なにしろお兄さんの三浦泰年が監督なのだから「やっぱりそうなるよね」という感想ではあるが、大勢のチームがカズの獲得に名乗りをあげたのには驚き。カズはまもなく55歳。メディアに対する露出度の拡大、スポンサーの獲得、集客力、ほかの選手たちにもたらす影響力を考慮すれば、まだまだカズを欲しいと思うチームがたくさんあるということなのか。これでJFLで東京武蔵野ユナイテッド対鈴鹿の試合が楽しみになった。いつもはスタジアムに数百人の観客しかいないが、さてどうなるのか。
●で、J1ではまったく戦力にならなかったカズだが、JFLならどうなるのか。どこかのスポーツ新聞だったかな、下部リーグだとトップリーグと違ってフィジカル主体の荒っぽいサッカーになるからカズは大変だ、みたいな論調を見かけたのだが、それは違う。ヨーロッパの2部リーグくらいならそうなるかもしれないが、少なくともJFLではまったくそんなことはない。逆なんである。はっきり言って、フィジカル的には弱い。むしろ意外と技術はある。JFLを観戦していちばんJ1やJ2との違いを感じるのは、選手の体格。小柄な選手も多い。パッと見て、J1の選手は別の種族の人類という感じだが、JFLだとスポーツマンのお兄さんくらいのイメージだ。そもそもJFLは多くの選手がアマチュアで(プロ契約の人もいるけど)、真剣勝負ではあっても、荒っぽいバトルという雰囲気ではない。
●黄金時代のカズを崇拝する者としては、カズにはもっともっと早い段階でJFLでも地域リーグでもいいから、本当の戦力になれる場所に移ってほしかったというのが正直な気持ち。しかしそれができないビジネス面の事情が横浜FCにもあったのだろう。今回もてっきり完全移籍をするのかと思っていたら、ふたを開けてみたらローン移籍。籍は横浜FCに置いたまま、鈴鹿に移る。鈴鹿の人々はどう感じるだろうか。
●ちなみに鈴鹿だが、ワタシはこのチーム名を「鈴鹿アンリミテッド」と認識していたのだが、いつの間にか「鈴鹿ポイントゲッターズ」に改名していた。で、これって、勝点(ポイント)をゲットするっていうネーミングだと思うじゃないすか。ところが、最近知ったんだけど、これはいわゆるポイントサイトとかポイントカードとかの「ポイント」を含意しているんだとか。つまり、ポイント事業を営む企業がスポンサーになって、名前が変わった次第。そのあたりの事情はこの記事に詳しいが、クラブとして「悪名は無名に勝る」という標語を掲げているところにカラーが出ている。

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