March 15, 2022

バッハ・コレギウム・ジャパン記者発表会

バッハ・コレギウム・ジャパン記者発表会
●14日午後はバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の記者発表会。2022/23シーズン定期演奏会やヨーロッパ・ツアーの話題が中心。Zoomを使用してオンラインのみの会見(これでいいと思う。お互い慣れない点もあるけど、すぐに慣れるはず)。プレス側は約50名の参加で大盛況。登壇は写真左より、新たにBCJとパートナーシップを締結した株式会社グリーンハウスの田沼寛子さん、首席指揮者の鈴木優人さん、音楽監督の鈴木雅明さん。
●まずは2022/23シーズン定期演奏会について。東京で6公演、神戸で3公演。東京でのラインナップは4月15日のバッハ「マタイ受難曲」ではじまって、初夏のカンタータ「昇天祭オラトリオ」、ハイドン「天地創造」、秋のカンタータ「大天使ミカエルの休日」、モーツァルト「レクイエム」、春のカンタータ「魂の憩い」というラインナップ(曲目詳細は公式サイト参照)。指揮は「マタイ受難曲」「昇天祭オラトリオ」「大天使ミカエルの休日」が雅明氏、「天地創造」「レクイエム」「魂の憩い」が優人氏。「定期演奏会20周年を意識しながら内容を決めた。『マタイ』は毎年演奏しているが私たちにとってもっとも重要なレパートリー。去年一昨年はソリストの招聘が難しかったが、今年は来てもらえそう」(雅明氏)。モーツァルトの「レクイエム」は優人氏の補筆版。
●欧州ツアーは2022年10月下旬から11月中旬にかけて。ポーランドのヴロツワフ、ケルン、デュッセルドルフ、ローザンヌ、アントワープ、マドリッド、ハーグでの公演が決まっており、他にウィーン、パリでも公演予定。バッハのミサ曲ロ短調など、2種類のプログラムが用意される。2020年の欧州ツアーがパンデミックにより3公演で中断してしまい、いわばそのリベンジ・ツアー。「前回のツアーはケルンでレコーディングに切り替えて『ヨハネ受難曲』を録音した。今回は最後まで走り抜けられるようにと願っている」(優人氏)。
●パートナーシップを締結した株式会社グリーンハウスは、バッハの名前を冠した「ホテルグランバッハ」を全国4拠点(銀座、熱海、仙台、京都)で運営している。今回の提携により「ホテルグランバッハ」へのBCJソサエティメンバー等への優待、BCJによる「ホテルグランバッハ」などグリーンハウスグループのコンサート・イベントへの出演等が行われるという。
●ほかに優人氏がエグゼクティブ・プロデューサーを務める6月の調布国際音楽祭2022の話題も。「“BACH”TO THE FUTURE ~未来へつなぐ音楽祭~」というキャッチがふるっている。

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