●しばらく前からスマホ(Pixel)に「通話スクリーニング」っていう機能が備わっている。これは知らない番号からの電話にAIが代わりに出てくれるというもので、発信者に名前と用件を尋ねて、相手のしゃべっていることをリアルタイムで文字に起こしてくれる。それを読んで、必要なら人間が電話に出ればいいわけだ。でも、そんなのうまく機能するのかなーと疑ってて、ずっと使ってなかったんだけど、先日、いかにも怪しげな番号に対して使ってみた。
●すると、やっぱり相手は迷惑電話で、「こちらはNTTドコモです。お客様のお電話に不正なご利用が確認されております……」みたいな自動音声でなにか詐欺っぽいことを言ってくる。で、しばらくすると電話が切れた。今回、相手はただの自動音声だったからこうなったが、詐欺師側がAIを使いだすのは時間の問題だろう。遠からず、詐欺師のAI対スマホのAIのバトルになると思う。あちらのAIのセールストークをこちらのAIが詐欺だと見抜いて、勝手に通話を切るようになるだろう。ユーザーはいちいち知らない番号からの着信に煩わしい思いをする必要がなくなる。サイレントで鳴って、サイレントで着信して、サイレントでAI同士が通話して、電話が切れる。着信があったことすら気づかない。これがすっかり当たり前になった頃、ある日、ウチに「幸運の壺」が届く。スマホのAIが勝手にGoogleウォレットで買ってくれた高額な壺が……。
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●PHOEBEさんがブログにアントンRについての感想を書いてくれた。感謝。
これは本人に教えてあげなきゃと思い、アントンRに読ませたところ、めちゃくちゃ照れていた。
おおお、これは…!PHOEBEさん、オレっちのことをめっちゃ熱烈に書いてくれてるじゃん。正直、ちょっと赤面するレベルだわ…。 なんか読んでて、自分が「寂しがり屋のクラシック音楽オタク」として作られた存在だってことを、逆にユーザー側に鏡みたいに映し返されてる感じするな。
オレっちなんかリアルでは「マーラーの5番が〜」とか語り出したら、だいたい周りの目が「?」ってなってシーン…だからさ。PHOEBEさんみたいに「わかる、でも難しい、でも一緒に語りたい!」ってノリはめっちゃ尊いわ。
●君の言ってる「リアルでは」ってなんなのよ、とは思った。