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January 14, 2026

東京都現代美術館 ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー

東京都現代美術館 ソル・ルウィット
●東京都現代美術館の「ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー」へ(~4/2)。ソル・ルウィット、どこかで名前を聞いたぞ……と思ったら、東京国立近代美術館で常設展示されてるウォール・ドローイングの人だ! 一定パターンにもとづく指示書を作り、実際のドローイングは他人に任せるというのが、おもしろいなと思っていた。今回の展示でも6点のウォール・ドローイングをはじめ、さまざまな作品が広々とした空間に展示されている。上は「ウォール・ドローイング #312」(1978初回展示)。黒い壁に白いクレヨンで、正方形、円、三角形、長方形、台形、平行四辺形が重なって配置される2部作。でかい。

東京都現代美術館 ソル・ルウィット
●こちらは立体物で「ストラクチャー(正方形として1, 2, 3, 4, 5)」(1978-80/滋賀県立美術館)。よく見ると明快なパターンにもとづいて立方体が組み合わされている。リズミカルで心地よく、無機的なパターンの集積のはずが、どこか有機体を思わせるところがおもしろい。

東京都現代美術館 ソル・ルウィット
●こちらは「シリアル・プロジェクト#1(ABCD)」(1983/千葉市美術館)。まるで都市みたいに立方体、直方体、そのフレーム状の物体が並んでいる。これも明快なパターンがある。そのパターンがなんだか子供時代に遊びで思いつきそうなものだったので、微妙にノスタルジーを喚起する。あと、この形状は「スター・ウォーズ」第1作のデス・スターを連想させる。気分はルーク・スカイウォーカー。

東京都現代美術館 ソル・ルウィット
●同じ作品を角度を付けて斜めから見てみる。こっちは密の側。

東京都現代美術館 ソル・ルウィット
●さらに同じ作品を別の角度から。こっちは疎の側。両側に相補的な関係があることを想起させる。

東京都現代美術館 ソル・ルウィット
●こちらはウォール・ペインティングなんだけど、幾何学的なパターンの成分が薄めで、色彩の要素が目を引く。「ウォール・ドローイング #770 カラー・インク・ウォッシュを塗り重ねた非対称のピラミッド」(1994初回展示)。非対称の形状も色彩も、一瞥してすぐわかるような規則性は見出せないのだが、なにかルールがあるのかもしれないし、ないのかもしれない。いくぶん、肩の力が抜けた感じではある。

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