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February 16, 2026

ケレム・ハサン指揮読響のウンスク・チン、ベートーヴェン、マーラー

ケレム・ハサン 読響
●13日はサントリーホールでケレム・ハサン指揮読響。ウンスク・チンの「スビト・コン・フォルツァ」、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番(中川優芽花)、マーラーの交響曲第1番「巨人」というプログラム。ウンスク・チン「スビト・コン・フォルツァ」はベートーヴェンへのオマージュ。冒頭、「コリオラン」序曲のモダン化バージョンみたいに始まり、随所にモダンに変容されたベートーヴェン的なフレーズがさしはさまれる。「スビト・コン・フォルツァ」という題からしてベートーヴェン的。初めて聴いたけど、よく似たアイディアで書かれたイェルク・ヴィトマンの「コン・ブリオ」を思い出す。どっちが先に書かれたのかな……。いや、そういう問題じゃないか。
●ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番では初めて聴くピアニスト、中川優芽花が登場。ものすごく上手い! 第1楽章の冒頭から一気に引き込まれた。粒立ちのよいタッチで細部まで磨き上げられている。ひとつひとつのフレーズが精彩に富み、決してウェットにならないが、陰影は豊か。第2楽章もみずみずしい。終楽章はもう少し覇気があってもとは思ったが、古典派協奏曲でこれだけ聴かせられる人はなかなかいない。機会があればモーツァルトも聴いてみたいもの。アンコールはメンデルスゾーンの無言歌集Op.67-2。後半はマーラーの交響曲第1番「巨人」。まっすぐ爽快。第1楽章は少し抑制的な気もしたが、第2楽章は切れ味十分、第3楽章の「ぐーちょきぱー」はコントラバスのソロで。第4楽章は勢いよく、一気呵成のフィナーレ。

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