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April 3, 2026

トヨタ・マスター・プレイヤーズ・ウィーンのベートーヴェン&メンデルスゾーン

トヨタ・マスター・プレイヤーズ・ウィーン サントリーホール
●30日はサントリーホールでトヨタ・マスター・プレイヤーズ・ウィーン。フォルクハルト・シュトイデ率いる「ウィーン・フィルとウィーン国立歌劇場のメンバーを中心とした」指揮者なしの室内オーケストラ。全国各地を巡る8公演の初日。メンバー表を見ると、意外といろいろな団体に所属する人も多いのだが、それぞれなんらかの形でウィーンにゆかりがあるようで、共通の音楽文化を持つ人たちの集まりなんだと思う。最初の一音から「これは!」と思うような音が出てきて、ほとんどウィーン・フィル。来日オーケストラの公演として見るとかなりお得で、空席がもったいない。
●プログラムは前半がベートーヴェンのピアノとヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲(阪田知樹、フォルクハルト・シュトイデ、ペーテル・ソモダリ)、後半がメンデルスゾーンの序曲「フィンガルの洞窟」と交響曲第4番「イタリア」 。ベートーヴェンは不思議な編成の曲のわりに、聴く機会は案外多い。名手、阪田知樹が参加。といってもピアノが前面に出るような曲ではないので、アンサンブルの一員としてともに雄大な音楽を作るといった感。指揮者がいないので、本当に大きな室内楽。後半のメンデルスゾーン、弦楽器の編成は54332だったと思うけど、そんなサイズでもサントリーホールの空間に豊麗な音が響くという不思議。弦が「薄い」感じがぜんぜんしない。指揮者はいないけど、しっかり型ができているといった様子で、安心して楽しめる老舗の味。「イタリア」はどんどんと熱を帯びて、気迫十分。みんながこの場の演奏を楽しんでいる様子が伝わってくる。
●コントラバスのミヒャエル・ブラーデラーから日本語で案内があって、アンコールにヨハン・シュトラウス2世のワルツ「芸術家の生涯」。本家ウィーン・フィルの公演と同様、本領発揮。

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