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April 28, 2026

ACLでのJリーグ勢の健闘、浦和対マリノス戦

●今季のアジア・チャンピオンズリーグ・エリートは町田ゼルビアが決勝まで進み、サウジアラビアのアル・アハリに延長戦の末に惜しくも敗れた。これは偉業。町田のサッカー(つまり黒田剛監督のサッカー)にはぜんぜん共感できないが、準々決勝でサウジのアル・イテハド、準決勝でUAEのシャバーブ・アル・アハリを破って決勝まで進んでいるのだ。桁違いの資金力で欧州や南米から名選手を買い漁る中東のタレント軍団に対して、「選手を売る側」に立つJリーグのクラブが、アウェイでこれだけ戦えるのは異常事態といってもいい。しかも黒田監督は青森山田高校の指導者からの転身。ロングスローの多用など、「部活サッカー」などと揶揄されたが、考えてみれば「トーナメントの一発勝負」の経験値はプロの監督のだれよりも多い。アジアナンバーワンを決める大会だったはずなのに、サウジアラビアで常時開催されるなど、資金力の差からまったくフェアではない大会になってしまったが、これだけJリーグ勢が強いのは想定外だろう。ヴィッセル神戸も準決勝まで勝ち進んだのは立派。もしJリーグ勢同士の決勝になっていたら痛快だった。



●それだけJリーグのレベルが上がっているわけで、先週末の浦和対マリノス戦をDAZNで観ても、一昔前とは異次元のサッカーをしていると痛感。両チームともボールホルダーへのプレッシャーが厳しく、前を向く時間を与えない。フィジカルが弱いとなにもさせてもらえないし、瞬時の判断力は必須。よくこれでボールをつなげるものだと感心する。球際の激しさでマリノスが半歩勝った試合で、結果は浦和 2対3 マリノス。最近、マリノスは負けてばかりなのだが、珍しく勝った。
●マリノスはすっかりボールを保持しないチームになり、後方からのビルドアップも放棄している。パスは1試合でわずか319本、しかも成功率65.8%。五分五分の競り合いを承知で早めに前線にボールを送っているのだ。もちろん保持率はどの試合でも低い。マリノスの攻撃は相手のボールを奪うところから始まる(あるいは五分五分のボールを奪ったところから始まる)。ハイプレスからのショートカウンターよりも、むしろ深い位置で奪ってからのカウンターが目立つ。基本的に守備が弱いので、だいたい負けるが、たまに勝つ。勝っても負けても、ポステコグルー監督時代の華麗なアタッキングフットボールが恋しくなる。

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