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June 2, 2026

日本代表vsアイスランド代表 親善試合

●31日はニッポンvsアイスランド代表戦を中継で。国立競技場で開催されたワールドカップ直前の壮行試合。記憶で語るけど、毎回、壮行試合はパッとしない内容になる。今回もそうだった。選手たちはみんなワールドカップのメンバーに選ばれて、怪我だけはしたくないという気持ちがどこかにあるだろうし、相手の側には大きなモチベーションがない。両者とも強度が落ちる。プレスは緩く、球際はソフト。だから、試合内容はあまり大事ではない。森保監督は先発メンバー11人を全員交代して、交代枠を使い切った。後半42分に途中出場の小川のゴールが決まって1対0。今回限りの招集で吉田麻也が呼ばれ、先発して10分だけで交代。両チームの選手が花道を作った。まるで引退試合のように。
●むしろ、意味のあったのはワールドカップ本大会と同じレギュレーションで試合をしたことで、これにはかなり驚いた。まず前後半の途中で飲水タイム的なものが入る。飲水ならいいのだが、各3分もあるので、事実上のCMタイムだ。長い……。これはアディショナルタイムに追加されるので、前後半は最低でも各48分であり、実際には常時50分を超えることになる。近年、FIFAのルールはどんどん妙な方向に走っている。プレイタイムを長くするのはいいが、試合を長くしてほしいわけではない。時間稼ぎがイヤなだけなのだ。最近、一試合の時間が長すぎると思う。
●おまけに「スローインの5秒制限」「交代選手は10秒以内に退出」など、細かい規則が増えた。選手交代で下がる選手が審判員が交代ボードを掲げてから10秒以内にピッチから出ないと、交代で入る選手が1分経過してからプレーが止まるまで入れない。つまり、最低でも1分は一人少ない状態で戦う。アイスランドはこの罰則で数的不利の状態で失点したのだ。ニッポンは新ルールを生かしたともいえるが、ファンが見たいのはこういった試合なのだろうか。
●で、ニッポンのメンバー選考についてなんだけど、やっぱりコンディションが万全ではない選手がたくさん入ってしまったな、という印象。長友を呼んだことに賛否があるのも当然で(守田を呼んでほしかった的な声)、三笘と南野をけがで呼べなかった一方、遠藤航や冨安健洋みたいに90分フルパワーでプレイできるかどうかわからない選手がいて、ほかにもコンディション面で心配な選手がいる。元気いっぱいの若い選手が少なく、なんだか人数が足りていない感じがあるのだ。この感じ、ザッケローニのときに似てる。かつてない選手層の厚さだと思っていたのに、いざ蓋を開けてみたら選手層が薄い。ただ、ほとんど代表でプレイしていない塩貝健人や後藤啓介が入ったのは英断だったかもしれない。若いラッキーボーイが出てこないと、とても勝ち進める気がしない。
●メンバーを書いておこう。先発はGK:鈴木彩艶-DF:冨安、吉田(本試合限定)、板倉-MF:遠藤航、田中碧-堂安、中村敬斗-久保、伊東-FW:上田。交代出場はGK:早川友基、DF:菅原、谷口、長友、渡辺剛、瀬古、伊藤洋輝、MF:佐野海舟、FW:後藤啓介、小川航基、塩貝健人。出場なしは大迫敬介、鈴木淳之介、鈴木唯人、前田大然。チーム事情で鎌田大地が不参加。鎌田は27日にクリスタル・パレスの一員としてUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(欧州クラブの第3層の大会)の決勝にフル出場して優勝している。

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