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July 28, 2026

ヴェネツィア音楽祭 「ヴェネツィア、響きの凱旋」 チパンゴ・コンソート

●26日は六本木ルーテル教会でヴェネツィア音楽祭 「ヴェネツィア、響きの凱旋」。ヴェネツィア音楽祭はチパンゴ・コンソート主催で2日間にわたって開かれる音楽祭で、今回が第1回。ヴィヴァルディを中心とする作品をとりあげる。バロック・ヴァイオリンの杉田せつ子、イル・ジャルディーノ・アルモニコの創立メンバーであるマリア・クリスティーナ・ヴァーシ、三輪真樹、廣海史帆、バロック・ヴィオラの森田芳子、バロック・チェロの西山健一、チェンバロの及川れいねによるアンサンブル。教会の小ぢんまりとした空間で、名手たちの精彩に富んだ演奏を間近で聴くという、すこぶるぜいたくな体験。鮮烈にして優雅。ヴィヴァルディ、レグレンツィ、カステッロ、ガルッピ、ロカテッリの作品が生命力に満ちあふれた演奏でよみがえる。
●この日は「ヴェネツィア、響きの凱旋」と題され、2部構成。各曲の演奏の前に杉田さんの朗読が入り、曲にまつわるさまざまなテキスト、たとえば献辞や手紙などが読まれるというスタイル。これがとても効果的だった。作曲者が生きていた時代にタイムスリップする感覚がある。以下、長いけど曲を並べると、前半にカステッロの「現代的な手法によるソナタ・コンチェルタータ」第2巻より第16番、レグレンツィの「ラ・チェトラ」ソナタ集第4巻よりソナタ第3番、ヴィヴァルディの「調和の霊感」より第4番、第1番、30分の休憩をはさんで、後半にレグレンツィの「2、3、5、6声のソナタ集」第3巻より5声のソナタ「ラ・スクアルツォーナ」、ガルッピの「4声のコンチェルト」第1番、ヴィヴァルディの「四季」より「夏」第3楽章、ロカテッリの「12の合奏協奏曲」より協奏曲第5番、ヴィヴァルディの「調和の霊感」より第9番。この曲は演奏前に大島真寿美の小説「ピエタ」からの一節が読まれた。
●当日はイタリア伝統焼菓子が配られ、30分の休憩では上階の一室でひとくちワインまたはピーチティーがふるまわれた。すばらしいホスピタリティ。
●六本木ルーテル教会、初めて行く場所なのでどこかと思って調べたら、六本木ヒルズの一角にあって、こんなところに教会があったのかとびっくり。このあたりはテレ朝だけがピンポイントでよく行く場所で、周辺のことがわかっていない。どこからどこまでが六本木ヒルズなのか。