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August 28, 2026

サントリーホール サマーフェスティバル 2026 サントリーホール開館40周年記念「時を編む響」

●27日はサントリーホールで、サマーフェスティバル2026 サントリーホール開館40周年記念「時を編む響」。18時30分開演の3部構成の長丁場で、第1部と第3部に日本初演の作品が2曲ずつ、真ん中の第2部が三善晃と武満徹の「古典」という構成。出演者は日本の気鋭がずらりとならんで豪華。第1部がカミーユ・ぺパンの弦楽四重奏のための「シルヴァカーヌの水の葉」(2019)、池田亮司の9本の弦楽器のための「op.1」(2000~01)(以上、石上真由子、小林壱成ほか)、第2部からは沼尻竜典指揮東京交響楽団が登場して、三善晃のソプラノとオーケストラのための「決闘(Duel)」(1964)(ソプラノ:砂田愛梨)、武満徹のピアノとオーケストラのための「リヴァラン」(1984)(ピアノ:小林愛実)、第3部がショーン・シェパードの管弦楽のための「表現抽象主義」(2017)、トーマス・アデスのヴァイオリンとオーケストラのための「アリア(エア)」~シベリウスへのオマージュ(2021~22)(ヴァイオリン:成田達輝)。終演は21時15分くらいだったかな。18時30分スタートは大正解。
●サマーフェスティバルはカギカッコつきの「現代音楽」を聴く演奏会。一方で、幅広い人々に聴かれる現代の音楽の世界があって、両者は並行宇宙のように交わらないなとずっと感じてきたけど、この日の一曲目のカミーユ・ぺパンのポストミニマル風の作品や、おしまいのアデスの息の長い旋律を聴くと、そう物事は割り切れるものではないなと認識を改める。全体をふりかえってみると、力量のあるソリストが入った2曲、武満徹「リヴァラン」とアデスの「アリア」が印象的だったかな。並べて際立つ武満のオリジナリティ。アデス作品はシベリウスの交響曲第7番や「タピオラ」から未来へとジャンプしたような音楽で、透明感のある清澄な旋律が終わることなく続くかのよう。予期せぬまっすぐな美。

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