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August 27, 2026

「スター・ウォーズ/キャシアン・アンドー」

●以前、映画「スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー」を紹介したが(実は育児映画の傑作)、映画は映画として、Disney+配信の「マンダロリアン」シーズン1~3もたいへんおもしろい。Disney+にある「スター・ウォーズ」スピンオフ作品はどれもよくできている。最強の賞金稼ぎを主人公にした「ボバ・フェット」や、ジェダイ・マスターの物語「オビ=ワン・ケノービ」も楽しいが、いちばん感心したのは「キャシアン・アンドー」。
●キャシアン・アンドーは反乱軍の英雄で、デス・スターの設計図を手に入れるために決定的な役割を果たした。その活躍は、第1作であるエピソード4の前史である映画「ローグ・ワン」で描かれている。で、その「ローグ・ワン」のさらに前日譚にあたるのが、ドラマシリーズの「キャシアン・アンドー」。この人物の出自、なぜ反乱軍に加わったのかが描かれているのだが、シリーズ全体にわたって脇役たちの人物像がしっかり掘り下げられており、抜群におもしろい。「スター・ウォーズ」とは思えないほど、しっかりした群像劇になっている。
●帝国の硬直した官僚主義の歪みと冷たさ、母親の過干渉と息子の屈折した承認欲求、正義と悪には割り切れない政治劇、個人と社会の相克、絶望的な監獄からの脱獄劇など、テーマは盛りだくさん。トーンは暗めなのに、上質のユーモア(なかなかスパイシー)を備えているのも吉。「スター・ウォーズ」本編はディズニーに移ってあんなことになってしまったが、スピンオフ作品の秀逸さには舌を巻く。

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