●今回から2回分を1回にまとめて長くなった代表ウィーク、第3戦と第4戦は久々に「キリンカップ」として開催。4か国がトーナメント形式で戦う。日本代表はまずは対エクアドル代表戦。キリンチャレンジのウルグアイ、ベネズエラに続いて、またも南米勢が相手。欧州勢にはUEFAネーションズリーグがあるので、強い相手と戦うならどうしてもこうなる。実際、エクアドルはかなり強かった。
●ニッポンは主力組にトップの谷村海那を組み合わせた布陣。マリノスがホームにする横浜国際総合競技場での開催ということで、谷村が先発に抜擢された模様。森保監督らしい采配。先発はGK:鈴木彩艶-DF:瀬古歩夢、板倉滉、伊藤洋輝-MF:佐野海舟、田中碧-堂安律、中村敬斗-久保建英、鈴木唯人-FW:谷村海那。ぱっと見、完全に谷村が浮いている。世界で活躍する選手たちの間に、JFLからマリノスまで昇りつめた28歳がいるという衝撃。もう目が谷村に釘付け。谷村のワンプレイごとに「あー、彩艶のロングキック、収められなかった!もう出してもらえない!」「今のトラップ、ピタッと止まった!ウソ!」とか、大変である。ふだんJリーグでプレイする苦労人が、代表に先発したらいきなり世界最高峰パリサンジェルマンのパチョが相手。まあ、谷村としてはなにもできなかったという感触だとは思う。多少、気弱に見えたプレイもあったかも。でも、むしろ初先発でこれなら大健闘だし、まだまだ谷村はやれるなとも思った。谷村はマリノスでもあんな感じの渋い流れから、いきなりディフェンスとの巧みな駆け引きでゴールを決めるタイプ。
●後半頭から谷村を上田に代え、本来の主力メンバーに。ボール保持率は五分五分だったようだが、体感的にはもっと持たれていた印象。エクアドルは技術も強度も高く、一度ボールを持たれると簡単には奪えない。お互いにチャンスは作るものの、ディフェンスが強固で決定機は少なめ。鈴木彩艶の精度の高いロングキックを武器として使う姿勢は見えたが、中央であれ左右であれ、きれいにボールを収めるのはそう簡単ではない。90分では0対0で引分け。トーナメントなのでPK戦を行って5-4でニッポンが勝ち抜けとなった。PKでは全員が成功(ただし、ひやりとするキックが何本も)、彩艶が一本止めた。
●決勝戦の相手は、同じくPK戦でパナマを破ったニュージーランド。エクアドルはパナマと対戦する。決勝と3位決定戦はどちらも10月5日(月)に国立競技場で開催されるんだけど、初戦の結果にかかわらずニッポンが夜の試合、エクアドルが昼の試合と事前に決まっている。
October 2, 2026