September 7, 2007

パヴァロッティの時代

パヴァロッティ・グレイテスト・ヒッツルチアーノ・パヴァロッティ死去。ワールドカップでの三大テノール・コンサートだとか、いろいろな話題があったけど、自分の中に「パヴァロッティの時代」が来たことはなかった。ところが今年になってマネージャーのハーバート・ブレスリンが書いた暴露本(?)「王様と私」を読んで以来、急にパヴァロッティに親しみがわくようになってしまい、あろうことかパヴァロッティのベスト盤を買い求め、リビングに常備するようになってしまった。現在形のスーパースターであるあいだは近寄る気にならなくても、表舞台から退くとある意味素直に楽しめる、みたいな。でもドミンゴでは同じことは起きないはず。オペラを歌手で聴かないワタシみたいな者までも魅了してしまう、甘くて明るい声。クラシックの枠を超えたポピュラリティを獲得した。横紙破りな生き方をした人なんだろうけど、「お客こそわが命」という徹底したショーマンシップはきっと筋が通っていた。また訃報エントリーになってしまった。

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■ 前にも紹介したんですが、元マネージャーが書いたプレスリン『王様と私』という本がありました。王様がいかに王様であったのかという暴露本だったわけですが、その中で海千山千のオペラ・マニアでもあったプレスリンがこう書いていました(うろ覚え)。「どんな... 続きを読む

オペラ歌手のパヴァロッティさんが死去 享年71歳(asahi.com)  中学... 続きを読む

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