June 18, 2013

ボロメーオ・ストリング・クァルテットのベートーヴェン・シリーズ最終日

beethoven_cut.gif●週末を振り返って、15日はボロメーオ・ストリング・クァルテットのベートーヴェン・シリーズ最終日へ(サントリーホール ブルーローズ)。弦楽四重奏曲第15番イ短調、第14番嬰ハ短調、第13番変ロ長調「大フーガ付」 という休憩2回を挟む長丁場。一曲目から第15番とは、なんというプログラム。でもこの3曲ならこの並びになるか、最後は「大フーガ」で締めたいとするなら。第14番は圧巻。先日この曲を題材にした映画「25年目の弦楽四重奏」を紹介したけど、あの映画のなかの第14番はなんと重苦しかったことか。明快さ、ユーモアを感じとる。しかし最後はすさまじい集中力でクライマックスが築かれ、もうこの第14番までで帰宅したとしてもぜんぜん満足できたと思う。2回目の休憩後、ラストの第13番+「大フーガ」。まるでマラソンの最後の100メートルを11秒で駆け抜けるみたいな、シリーズ最終日ならではの余力を残さない渾身のベートーヴェン。「大フーガ」がお別れの音楽に聞こえてくる。
●5日間のうち3日行っただけでもこれなんだから、全部通ってたらどれだけ強烈な体験になったんだろう。22時終演。この「祭り」感はやはりベートーヴェン、特に後期作品あってこそか。
●最初は物珍しく感じた譜面台のMacBookだけど、3日目にはもうその存在すら忘れている。あっという間すね、風景になじむのは。

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