September 30, 2013

ブロムシュテット&N響のブラームス、ベルリン・フィル木管五重奏団

●27日はブロムシュテット&N響へ(NHKホール)。ブラームスのヴァイオリン協奏曲(フランク・ペーター・ツィンマーマン)と交響曲第4番ホ短調。3公演にわたるブラームス・シリーズ、どれもすばらしかったけど、この日がもっとも強烈な印象を残してくれた。オケの音がぜんぜん違う。渋みのある音色だけど、透明感があって手前から奥までビシッとピントが合っているイメージ。ロマン的豊満さを削ぎ落とした後に残る音楽の骨格だけですべて語り尽くせてしまうような、緊迫感にみなぎるブラームス。協奏曲はF.P.ツィンマーマンのソロも鬼神。第2楽章のオーボエ・ソロも冴えていた。嘆息。オーケストラの最高到達点の高さを思い知らされる気分。ブロムシュテットのときは客席も特別な雰囲気になる。
●28日は彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールでベルリン・フィルハーモニー木管五重奏団。88年からある団体で、メンバーはハーゼル(fl)、ヴィットマン(ob)、ザイファルト(cl)、マックウィリアム(hrn)、マリオン・ラインハルト(fg)。つまり首席奏者はいない。フルートのパユは同じ会場で昨年聴いたレ・ヴァン・フランセで演奏しているし、ホルンのドールは来週公演があるアンサンブル・ウィーン=ベルリンのほうに入っている。が、ファゴット以外は全員カラヤン時代から在籍してベルリン・フィルの屋台骨を支えてきた人たちなわけで、ある意味ベルリン・フィルの名を冠するにもっともふさわしいメンバーとも。特に後半、イベールの3つの小品、ミヨー「ルネ王の暖炉」、ヒンデミット小室内音楽op24-2の精緻なアンサンブルは圧倒的。全員で融け合った一つの音色を作るための微細なコントロールが徹底している。木管五重奏団ってこんなに美しい響きが作れるのかと思うくらい。
●会場には10代、20代の女子が大勢。レ・ヴァン・フランセのときもそうだったけど、オケ公演とは平均年齢が20歳以上は違ってそう。拍手の音から違うんすよ、動きにキレがあるから。

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