October 8, 2014

デスクトップPCのハードディスクをSSDに換装

Crucial MX100 2.5インチ内蔵型SSD●先日、デスクトップPCの不調に対処した際から迷っていたのだが、一念発起して内蔵ハードディスクをSSDに換装することにした。現在使っているマシンはWindows Vista搭載のミニタワー。今年で丸4年だったかな、年末に買い替えるつもりだったのだが、次のWindowsが来年後半リリースと聞いて、それまで粘りたくなった。で、延命策として唯一効果的と思われたのが、HDDと比べて圧倒的に読み込み速度の速いSSDの導入。一昔前に比べるとずいぶん安価で性能の高いものが出回っているらしい。評判の良いCrucial MX100を導入することにした。一から環境構築するのは面倒すぎるので、HDDのクローンを作って、置き換える作戦に。
●手順としては、1.取りつけ 2.クローン作成 3.起動ドライブの設定といったイメージ。1.の取り付けが苦手科目なのだが、各種サイトを参考にして、冷や汗をかきながら敢行。SSDは2.5インチ内蔵型なので、これを3.5インチベイに設置するためにマウンタとSATAケーブルも必要になる。マウンタについていたネジがどう考えても合っていなかったのだが、適当なネジを拾ってきて力技で対処。SATAケーブルをマザーボード側に差し込むのに少し苦労した(そしてウギュ!と力を入れて差したらもう抜けなくなってしまったっぽい。まあ、もう永遠に抜かないってことでもいいか。ドライブ側は抜けるだろうし)。
●SSDを取りつけてからOSを起動して、Windowsの「ディスクの管理」で確かめると、ちゃんと未フォーマットながら認識されている。ここからHDDの中身をまるごとSSDにクローンするわけだが、Crucial MX100にはそのためにAcronis True Imageの使用権が付いていた。当初は同様の機能のフリーソフトを使うつもりだったが、もらえるものはもらっておこうということで、ダウンロードしてインストール。クローンを作る前にSSDをOS側でフォーマットする必要があるのかどうか迷ったが、フォーマットしなくてもAcronis True Imageのクローン作成で全部できた(こちらを参考に)。何時間もかかるかもと覚悟したものの、あっけなく数十分で完了。
bios setup●で、次にSSDを起動ドライブに設定してやる必要がある。PCのマニュアルには、起動ドライブはSATAポートの0番につなげと書いてある。だとするとHDDとSDDを入れ替えてやる必要があるわけだが、「そんなことしなくてもBIOSの設定だけで大丈夫なのでは?」と期待して、再起動。BIOSセットアップから、起動ドライブをSSDに設定すると、問題なくWindowsが立ち上がってくれた。ほっ。
●OSの起動に関してはSSDの効果は絶大。あっという間に立ち上がる。まさかの高速Vistaの誕生だ。Photoshopなど重いアプリもさくっと起動して、実に快適。ただし、速くなったといってもディスクへのアクセス速度が速くなっただけで、演算能力とか描画速度は一切変わっていないわけで、タスクマネージャーを見るとCPUは青息吐息って感じ。でもとにかく体感的には別世界の快適さが実現したので、これならあと1年半くらいは現役で行けそうな気がする。そして、次にWindows 10マシンを導入する際は、このSSDを再利用すればいいわけだから、手間さえ厭わなければムダにならない。
●ただし、ひとつ予期せぬ落とし穴が。換装後、マシンは快適に動作していたのだが、なぜかWindows Updateが動作しなくなった(Microsoft Security Essentialsの定義ファイルも更新されなくなる)。かなり焦ったが、検索してみると、SSDであれHDDであれ、元のドライブと違うサイズのドライブに換装した際に起きやすいトラブルだと判明。こちらの対処方法に従って、IntelのRapid Strage Technologyをダウンロードしてドライバを更新すると、無事に問題解決した。これはまず自力では解決できないトラブルだったので、ありがたし。
●だれかの役に立つかもしれないので、一通りの手順を記録しておく。
●特にVistaに愛着はないのだが。

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