
●東京オペラシティアートギャラリーで開催中の「柚木沙弥郎 永遠のいま」(~12/21)へ。オペラシティでの演奏会の前にすでに2度足を運んでいるのだが、「作る」エネルギーに圧倒される。染めもの、版画、ガラス絵、商業シーンでのグラフィックデザインなど、幅広い作品が展示されており、そのほとんどがポジティブなオーラで包まれている。ジェダイか、というくらいに。101歳まで生きて、生涯現役のアーティストだったというのもすごい。柚木沙弥郎の読みは「ゆのき さみろう」。展示は上の一点「鯉のぼり」を除いて撮影不可。

●上のフロアでは、いつものように寺田コレクションによる収蔵品展が開かれていて、毎回のことながら見ごたえ大。このなかに黒っぽい作品(←もっと言い方あるんじゃない?)ばかりを集めた一角があって、おもしろい。これって「編集」だなと思う。

●そのひとつ、白髪一雄の「貫流」(1973)。実物は立体感がある。