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June 15, 2026

ワールドカップ2026北中米大会 グループF第1節 オランダvsニッポン

holland●日本代表の初戦はダラスでの開催で、朝5時のキックオフ。そんなに朝早くに起きれない……と思っていたら、キックオフ15分前に自然に目が覚めた。まず、ニッポンの先発メンバーを確認して、軽い驚き。GK:鈴木彩艶-DF:渡辺剛、谷口彰悟、伊藤洋輝-MF:佐野海舟、鎌田大地-堂安律、中村敬斗-久保建英、前田大然-FW:上田綺世。大会直前に遠藤航が戦列を離れたので、2ボランチが佐野海舟と鎌田大地になるのは予想通りだが、2シャドーの一角に伊東純也ではなく前田大然。三笘と南野がけがで不在のため、もともと2枚足りない感があるが、この大一番で前田に出番が訪れるとは。代表での先発は久々なのでは。一方、センターバックの3枚には板倉もいなければ冨安もいない。渡辺、谷口、伊藤の3枚で、ここに来て谷口が真ん中に入ることになろうとは。ちなみに遠藤航の代役はなぜかフォワードの町野修斗。トップとキーパー以外、どこも人が足りないまま見切り発車したような感覚だ。
●クーマン監督率いるオランダ代表は4-1-2-3。序盤からオランダがボールを保持し、ニッポンがミドルブロックを敷いて守る展開。開始早々、ペナルティエリア内でマーレンがシュートを放ち、鈴木彩がビッグセーブ。うわ、やっぱりオランダ、怖っ! が、その後はお互いにリスクを負わない慎重な戦いぶり。前田の鬼プレスは封印。クーマン監督はニッポンの守ってからのカウンターを警戒している模様。前半、ニッポンの数少ない攻撃は左サイドの中村、前田に偏重、右は久保も堂安も守備に追われた感。
●後半、試合が一気に動き出す。後半5分、オランダはフラーフェンベルフの右からのピンポイントクロスに、ファンダイクが頭で合わせて先制。逆サイドのポストにヒットして入るコントロールされたヘディング。やられるときはこんなもので、そんなシンプルな攻撃で失点するのかとがっくり。が、後半12分、中村敬斗が左サイドから中央に切り込む得意の形で、ニアの左下にシュートを決めて同点。いつも思うけど、中村のシュートのうまさは驚異的。相手のディフェンスに少しだけ当たってコースがずれたのも幸いした。
●後半19分、フラーフェンベルフのパスを受けたサマーフィルがペナルティエリア右隅あたりからゴール左下ぎりぎりに蹴り込んで、オランダが2点目。ディフェンスの枚数が十分いたのに、やられてしまった。ニッポンは前田→伊東、久保(負傷)→小川、渡辺→冨安、堂安→菅原、上田→塩貝と次々と交代カードを切る。オランダはこれで逃げ切る気満々で、後半36分にフラーフェンベルフを下げてディフェンスのアケを投入、なんとニッポン相手に5バックで守り切る布陣に。そこまでリスペクトされるとは、時代が変わったというしか。ほとんどの場合、このクーマン采配は成功すると思う。だが、後半43分、伊東の右からのコーナーキックに中央で小川が頭で合わせて2-2の同点に。小川のゴールと思ったが、ボールが鎌田の頭をかすっていたので鎌田のゴールになった。長身のオランダ相手にニッポンがコーナーキックから頭で合わせるまさかのゴール。
結果は2-2のドロー。ニッポンとしては大成功、オランダは悔やまれるドローだろう。内容的にはオランダがやや上回っていたとは思う。きっと第三者から見ても、純粋に試合として楽しめるゲームだったのでは。余計なファールもミスも少なく、締まった試合だった。
●これでアジア勢は韓国、カタール、オーストラリア、ニッポンと無敗。
オランダとは2010年南ア大会の岡田監督時代にも戦っているのだが、そのときは0対1で負けても、まずまずの結果だと感じていた(第1戦で勝った後の第2戦だったこともあるが)。あのときにオシムに「日本は強豪国に敬意を払いすぎる。オランダを特別にリスペクトする必要はなかった。自分自身をリスペクトすべき」と言われたが、16年経った今、ようやくそれを実現できたのでは。