●参加48チームから決勝トーナメントに進む32チームを選ぶのが今大会のグループリーグ。つまり16チームを落とすために、ここまで72試合もやってきたわけだ。各組1位と2位に加えて、3位の成績上位8チームが上に進めるということで、勝点3の韓国とイランがボーダーライン上にいた。当初、韓国はほぼセーフ、イランもなんとかなるか……と思っていたのだが、ほかのグループの結果が裏目に出て、両者とも敗退に。最初の数日間、アジア勢は無敗だったので新しい風が吹くかと思いきや、結局、9チーム参加したアジア勢で決勝トーナメントに進めたのは日本とオーストラリアのみ。しかし、アメリカ入国や滞在を巡る逆風のなかでイランの3引分けは大健闘とも言える。
●サウジアラビアにもチャンスはあった。初戦でウルグアイに引分け、第2戦のスペインには大敗したが、3戦目のカーボベルデ戦で勝てば先に進めた。この試合、サウジにも惜しいチャンスがいくつかあったのだが、終盤でだいぶ押し込まれて0対0のドロー。カーボベルデは3引分けなのだが、同組2位になって決勝トーナメント進出。そういうルールだから仕方がないが、同じ勝点の韓国やイランとは明暗が分かれた。
●コンゴvsウズベキスタンにも注目していた。この試合、ウズベキスタンは大量得点で勝たないかぎり、先に進めない状況だったが、すごいテンションでコンゴに立ち向かって前半に先制。後半30分くらいまでは勝ちゲームの流れだったと思うが、終盤、コンゴに同点ゴールを決められると、一気に崩れて逆転ゴールまで決められてしまった。ウズベキスタンが勝つか引き分ければ、ボーダーライン上にいる韓国とイランへのアシストになったのだが。
●アジアのなかで戦っていると韓国やイランはもちろんのこと、サウジアラビアやウズベキスタン、さらにはカタールやヨルダンも手ごわい相手だと感じるのだが、ワールドカップになると見え方がずいぶん違ってくる。敵地で戦ったときにはしばしば不条理なほどに強いのだが……。
June 28, 2026