
●準々決勝の2試合目はスペインvsベルギー。どちらもスキルの高い好チーム。とくにベルギーはトランプ介入事件があっただけに応援したい気持ちにもなるが、だが、この試合の勝者がフランスと対戦するのだ。しかも一日休養日の長いフランスと。フランスを倒すチャンスがあるとしたら、スペインのほうだろう。試合が始まってみると、やはりスペインがベルギーを押し込む展開。さまざまなアイディアで相手の守備を崩そうとする。見ていて楽しいサッカー。
●前半30分、ポロとヤマルのワンツーから右サイドを崩して中央でオルモがシュート、その跳ね返りをファビアン・ルイスが決めて先制ゴール。ベルギーもさすがで前半41分に右サイドからのクロスに中でデケテラーレが競り合いに勝って頭で同点ゴール。後半、攻めるスペインと守るベルギーの構図が続くが、ベルギーのキーパーのクルトワが足に違和感を覚えて、交代。代わりに入ったのはマンチェスター・ユナイテッドの守護神センヌ・ラメンス。このクラスになると控えキーパーでもすごい人が出てくる。が、この日のラメンスはついていなかった。クバルシの強烈なミドルシュートをキャッチしようとして、手前にこぼしたところを、突風のように走り込んできたミケル・メリノに蹴り込まれて失点。これが決勝点になってしまった。実力者でも大舞台でミスをしたら、そこばかりがクローズアップされてしまうゴールキーパーの辛さ。スペイン 2-1 ベルギー。
●ベルギーはクルトワの負傷交代の後、デブライネも足がつって交代。交代枠を予定外に使わされた印象。ベテランが多く、チームがかなり熟している。デブライネは35歳、クルトワは34歳、途中出場のヴィツェルは37歳、ルカクは33歳。ルカクはもともと大型選手だが、体がさらに大きくなった印象で、厚みがすごい。重戦車級の迫力。競り合えば無敵の巨体だが、ポストプレイでボールが収まるかというと、これがそうでもない。スペインは十分に対策を心得ている感じ。
●これで準決勝でフランス対スペインが実現。フランスのフィジカルやスピードに対抗するのはほとんど不可能に思えるんだけど、スペインだったらなにかを起こせるかもしれない。
July 11, 2026