amazon
September 8, 2026

映画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」

●昨日に続いて映画の話題をもうひとつ。「プロジェクト・ヘイル・メアリー」(フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督)をようやく見た。なにしろアンディ・ウィアーの原作小説があまりに傑作で、あの盛りだくさんの内容をどうやって2時間半強の映画に収めるのかと思っていたが、手際よく完成度の高い映画に仕立てられていて感心。主人公が宇宙船のなかで目を覚ますところから始まるのは原作と同じ。長期の昏睡状態から目覚めて、自分がなぜ地球からはるか離れた場所を飛んでいるのかも思い出せないが、次第に記憶がよみがえってくる。全人類の危機に対処するために片道旅行の恒星間宇宙船へと旅立ったのだった……。
●で、これが小説の場合はなにも知らずに読んでいて、あるところでまさかの出来事があって心底びっくりしたのだが、映画の場合はそうもいかないわけで、あらゆる紹介記事でその先の展開が書かれている。ていうか、予告編で盛大にネタバレしてるし。でも知らないで見たほうが感激すると思うんすよねー。
●原作に比べると、「サイエンス」がだいぶ軽くなって、「ドラマ」がしっかり残ったという印象。これはやむを得ないところで、映画内では主人公の思考経路を延々と独白させるわけにはいかない。映画は観てわかるものしか表現できない。一方、小説ではイメージがぼんやりしていたあれこれの造形をはっきりと伝えられるのは映画の強み。宇宙船とか、あれやこれやを目にできて感激。宇宙船が回転して人口重力を作る様子とかも、やっぱり目で見ると熱い(と、肝心なことはぼかす、無駄な抵抗と知りながら)。

あなたのためのAI

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「映画「Michael マイケル」」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。