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July 3, 2026

ワールドカップ2026北中米大会 決勝トーナメント1回戦 イングランドvsコンゴ

イングランド●この試合はしっかり見た! ワールドカップの決勝トーナメント1回戦の好カード、イングランドvsコンゴ。試合はお互いに主導権を握ろうとするチーム同士がぶつかり合うナイスゲームとして始まった。コンゴはグループリーグ第3戦のウズベキスタン戦で先制されながらも終盤に大爆発して逆転勝利を収めたチーム。当初は5バックを採用していたらしいが、ウズベキスタン戦の4バックの成功を受けて、イングランド相手にも4-3-3の攻撃的な布陣で立ち向かった。コンゴ代表といっても、プレミアリーグなどでプレイする選手たちから構成され、メンバーの大半はヨーロッパ生まれ。コンゴにルーツがあるが、ヨーロッパで生まれ、ヨーロッパでプレイする選手たちなのだ。当然、プレイは洗練されている。キーパーからボールをつなぐ際は、両サイドバックが高いポジションを取り、配給力のあるボランチが一枚、センターバックの間に下りてきて3バック調になる。序盤からすっ飛ばしてきて、なんと、前半7分にチペンガが左の浅い角度からキーパーのニアを豪快にぶち抜いて先制ゴール。
●この後もお互いに攻め合って、あわやコンゴの2点目もありえた。イングランドは個の突破力による仕掛けは有効なのだが、チーム全体としてのダイナミズムや連動性がもうひとつ。一部の選手は体が重そうに見える。後半の後半になると、イングランドが攻めて、コンゴが守る展開に。ここで決定的な役割を果たしたのが、イングランドのエース、ハリー・ケイン。後半30分、ふわりとした、なんでもないクロスに対して、するするとフリーになったケインがゴールから遠ざかりながらのテクニカルなヘディングで同点ゴール。さらに後半41分、ペナルティエリア手前からケインがぬるっと持ち込んで豪快な右足弾をゴール右上に突き刺して逆転。ほとんどチャンスとも言えない状態から、ケインが個人の能力で問題を解決してしまった。イングランドが逆転勝利。コンゴ側から見ると、ニッポンvsブラジル戦を思い出すような展開。
●後半だったかな、イングランドのトゥヘル監督が選手に対して激高している場面があった。どうやらスローインを後ろにした場面らしい。
●ハイドレーション・ブレークのブーイングはすっかり定着している。
●大半の選手が外国生まれなのはコンゴだけではない。強豪モロッコも同様。アルジェリアやカーボベルデ、チュニジア、セネガルなど、アフリカ勢の多くのチームでは外国生まれの選手が大勢選ばれている(例外はエジプト、南アフリカ)。かつてサッカー界にアフリカ脅威論が囁かれた時代があったが、実際にはアフリカ系の才能はどんどんヨーロッパに取り込まれ、ヨーロッパの代表チームのアフリカ化が勢いよく進んだ。すると、その次はヨーロッパで生まれヨーロッパで育成されたアフリカ系の選手たちが、ルーツのある国の代表選手に選出されるようになった。アフリカからヨーロッパへ、そしてヨーロッパからアフリカへ。だが、この後はどうなるのだろう。今、コンゴにルーツのある欧州の選手たちがコンゴ代表になれても、次の世代はもう親も欧州生まれになってしまい、コンゴ代表の資格を喪失するのではないか。そう考えると、コンゴの今後は難しい(←それ言いたかったの!?)

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