2011年1月アーカイブ

January 30, 2011

オーストラリアvsニッポン@アジア・カップ2011カタール決勝

オーストラリア●試合終了後のセレモニーの間延びした感じはなんなんだろう、カタール風なのか。おかげでド深夜にしみじみと勝利の味をかみしめることができた。0-1、延長戦で李忠成がカッコよすぎるボレーシュートを決めてニッポンが優勝。これで4年間はわれわれがアジア・チャンピオンだ。広島、レバノン、中国、カタール。トルシエ時代のレバノン大会をニッポン代表最強の時代と思っていたが、今回はそれを塗り替えるくらい強い印象があった。開催国カタール、韓国、オーストラリアと強豪に当たったということもあるだろうけど、むしろアジア・カップそのものが一段上のステージに立ったような手ごたえ。これは前回からオーストラリアが加わってくれたこともあるし、中東勢の底上げ、韓国とウズベキスタンの充実があってのことかと。
●試合は正直言えば苦しかった。決定機は相手のほうが多かったし、6対4で相手のペースで試合が進んでいたように感じる。GK:川島-DF:内田(延→伊野波)、吉田、今野、長友-MF:遠藤、長谷部-藤本淳吾(→岩政)、本田、岡崎-FW:前田(延→李)。戦列を離れた香川の代役は藤本。しかし持ち味を発揮できず。これまでのテンポよくボールを回しながら相手を崩すというスタイルが、ここまでわずか1失点の強固なディフェンス相手に通用しない。オーストラリアはボールを奪ったらシンプルに前線のケーヒルかキューウェルに当てるなり走らせるなりするだけで、十分脅威を与えることができる。なんという有利さ。こっちは自陣でボールを回すのもプレッシャーがキツくて一苦労、事実なんどもボールを奪われてピンチに。
●後半、藤本を下げて岩政を投入してからは少しずつニッポンの時間帯が増えてきた。今大会ザッケローニ監督の采配が恐ろしく効果的で、これもそう。一瞬センターバック3人では韓国戦の悪夢の再現かと心配したがそうではなく、高さのある吉田と岩政をセンターに置き、今野を左に入れ、長友を一つ前に上げるという、4-2-3-1の布陣を保ったままの選手交代だった。これで空中戦への対応が少しよくなったし、なにより長友のサイドラインでの一対一が攻撃の糸口になってくれた。後半21分にはその長友の仕掛けからクロスが上がり、フリーの岡崎へ。これがわずかに右に逸れた。
●延長後半4分の決勝点も同じような形で、長友の仕掛けからクロスに李忠成がパーフェクトなボレーを決めてくれた。美しい。李が決めてくれて嬉しい。守りでは川島は今日も守護神だった。最後はお互いバテバテでともに何が起きてもおかしくない状態だったが、1点を守りきった。
●この結果はあらゆる意味で吉。オーストラリアは思ったよりもコンパクトなサッカーをしてきたが、それでもことあるごとにハーフラインあたりからロングボールを蹴りこんできた。ハーフライン近くでニッポンの選手がファウルをしてピッと笛が鳴ったら、そこからゴール前に高いのが入ってきてゆっくりフリーキックを蹴るなんていう光景、ぜんぜん美しくない。もう何度もオーストラリアはあれをやってるが、そんなサッカー見たくない。しかし効果的なんだな、これが。「あれは醜いだけで通用しません」という幻想をさも事実であるかのようにワタシらはふるまいたいんである。結果として耐え切れたので、今後もわれわれはあんなサッカーやるだけムダだねと涼しい顔をしていられるのだ、心の中で半泣きになりながら。
●あと、W杯ドイツ大会以降、ニッポンはオーストラリアに勝ってないと思うんすよね(調べてないけど)。プレ・アジア時代のヘンなオーストラリア代表(有名選手がみんないないバージョン)には何度も勝ってるが、あの恥ずかしい敗戦以降、負けたり引分けたりを繰り返していて勝った記憶がない。4年前のアジア・カップ準々決勝での対戦は引き分けで、PKに勝ったにすぎない。今回ようやく勝った。前回ワールドカップ予選で対戦したときに、オーストラリア代表のゴール裏のサポどもが出してた垂れ幕、覚えてないっすか。

Nippon: forever in our shadow

ばーろー、ざけんな。今後毎回長友がお前らの鈍足右サイドバックをぶっちぎってくれるわっ!
●4年後はオーストラリア開催なんすよ。実力に加えて、雰囲気に飲まれやすいアジア審判レベルを考えると、もうこれはどこもオーストラリアには勝てないと思うので(笑)、いま勝っておいてよかった。いや、でも決勝のウズベキスタン主審は国際標準のフツーの笛を吹いてくれてた。審判のレベルが低いと、試合とはボールを巡る戦いなんだか主審と選手たちとの見えない交渉なのかよくわからなくなるわけで、これは超重要。
●もっともオーストラリアがアジアってのはいまだによくわからんが。中国がオセアニア・カップ戦うようなもんだろう。ていうかオーストラリア抜きでサッカーやってるオセアニア連盟も寂しくないか。
●むしろブラジルとかアルゼンチンとかスペインとかイタリアもアジア連盟に入って、アジア・カップがワールドカップ並みに楽しくなるという可能性はないのか。世界はアジアで一つになる!(なりません)

January 29, 2011

新日本フィル記者発表会、ブリュッヘンとの「ベートーヴェン・プロジェクト」および11/12シーズン・プログラム

クリスティアン・アルミンクとフランス・ブリュッヘン
●1月28日(金)、すみだトリフォニーホール大ホールにて新日本フィルの記者発表会が行なわれた。フランス・ブリュッヘンの指揮による「ベートーヴェン・プロジェクト」と2011/12シーズン・プログラムについて。記者発表の前にブリュッヘン指揮によるベートーヴェン「第九」&第8のリハーサルが公開され、またジャーナリストのほかに一般応募の参加者も多数招かれていた。前年も同様に一般参加があったが今回はぐっと人数も増え、しかもリハーサルも見学できたこともあり、楽団のオープンな姿勢が伝わってくる。
●まずブリュッヘンの「ベートーヴェン・プロジェクト」。こちらはすみだトリフォニーホールと新日本フィルの共同企画で、2月8日から19日にかけてベートーヴェンの交響曲全曲演奏会が開かれる。2年前、「ハイドン・プロジェクト」のために指揮台に立ったブリュッヘンが「次はベートーヴェンをやろう」とオーケストラに提案したことに端を発し、その後、すみだトリフォニーホールらの協力もあり実現にこぎつけたという大型企画。すでにこの日の時点でブリュッヘンが来日して、このホールでリハーサルが始まっているわけだから、ずいぶん大きなリソースが注ぎ込まれている。本番は交響曲第1番から第9番へと番号順に4回に分けて演奏されるが、リハーサルは「我々の行く先に何が待っているかを前もって知ることができる」ということで、まず第9番からスタートして第1番へと遡る。2年前の「ハイドン・プロジェクト」の財産はそのままオーケストラに蓄積されているようで、リハーサル二日目にしてすでに相当いい音が鳴り響いていて、「第九」終楽章冒頭などは軽く鳥肌モノ。76歳のブリュッヘンは実年齢以上に老いて見えてすっかり老師然としているのだが、オーケストラ側に求められるものを全力で表現しようという意欲がみなぎっており、本番への期待がぐっと高まってくる。
●壇上のブリュッヘンはゆっくりとだけどよくしゃべる。記者発表というよりは、大先生がベートーヴェンについてレクチャーしてくれるみたいな雰囲気に。しかもときどき脇道にそれる(笑)。講義の内容は主にハイドンとベートーヴェンの関係性や、ベートーヴェンの9つの交響曲それぞれが持つテーマなどについて。「ベートーヴェンの交響曲には興味深いパターンがあります。第1番でハイドンの交響曲から大きく飛躍した。第2番は少しだけ後戻りしました。第3番でまた大きく飛躍し、第4番で少し後戻りして、第5番でまた飛躍し、第6番で後戻り、第7番で飛躍し、第8番で後戻り、そして第9番で大きく飛躍した……」。いや、これ昔からいうベートーヴェンの奇数番号と偶数番号の対照を別の表現で言っただけなんすけど(笑)、ブリュッヘン先生がいうと「おおーー!」とか思ったりする。アルミンクが生徒役になってブリュッヘンに「質問していいですか」と手を挙げたりする和やかな一幕も。
●ブリュッヘン先生が披露してくれた話を。「チェリストのスティーヴン・イッサーリスが彼の父親から聞いた話なんだ。お父さんはロンドンに住んでいて、89歳で今も健在なのだが、昔、イッサーリスがまだ5歳だった頃に、オーストリアの田舎からウィーンに出てきて家探しをしていたそうだ。そこである家の大家を訪ねると、その大家は『私はもうあまりにも年老いているので、もうこの家は貸していない』といった。それでもと頼むと『わかった、じゃあ貸そう、ただし条件がある』とその大家はいう。『常に部屋をきれいにしていてほしい、部屋の隅で小便をしたり、床に唾を吐いたりしてはいけません、以前ベートーヴェンがしていたように』といったのです。私は逆算してみました。ベートーヴェンが下宿していた時期を考えると、その大家は当時103歳か104歳だったと思われます。彼は直接ベートーヴェンを知る最後のひとりだったかもしれません」。え、それホントかね。
●続いて2011/12シーズン・プログラムについて(リンク先はPDF)。今回も指揮者陣がすばらしく充実していて、音楽監督アルミンク以外にはダニエル・ハーディング、昨年圧倒的なハルトマン&チャイコフスキーを聴かせてくれたインゴ・メッツマッハー、待望の再登場となるジャン=クリストフ・スピノジ、そして初めて呼ばれるトーマス・ダウスゴー。ダウスゴーはアルミンクにとって、ぜひ呼びたい指揮者リストの筆頭にあった存在なんだとか。ダウスゴーはニールセン「不滅」他。アルミンク自身の指揮ではマーラーの初期大作「嘆きの歌」初稿版が目を引く。ほかにもフランツ・シュミットの交響曲第2番とか、エスケシュのヴァイオリン協奏曲日本初演とか。強烈。

January 28, 2011

auの LISMO WAVE がスタート

昔のラジオ●KDDIが音楽ストリーミングサービス「LISMO WAVE」の提供を開始した。これは個人的には注目度の高いニュース。これによってauのスマートフォンおよび一部ガラケーで、全国民放FM52局のラジオ放送を、放送エリアに制限されることなく、どこからでも聴けるようになった! 順次対応機種は増えるという。
●この LISMO WAVE のすばらしいところ。これによってワタシがナビゲーターを務める新潟のFM PORT番組「クラシックホワイエ」を全国どこからでも聴くことが(携帯電話を通してであるが)可能になった。スゴい! 放送時間は毎週土曜日23:00~24:00から。今週末からさっそく聴けるぞ。
●たまたま今日その番組の収録日だったのであるが、開始当初よりも内容はずっと練れているはず。週ごとにテーマを掲げ、よく知られた曲からあまり聴かれない曲まで、なるべく多彩なプログラムを提供できるように心がけている。過去の選曲内容は番組サイトで遡って確認できる。
●しかし LISMO WAVE には残念なところもいくつかある。まず、auの対応機種じゃなきゃ聴けないところ。プレスリリースに「3GおよびWi-Fiを利用して」と記されている。ということはインターネット上にデータは流れているわけだ。でもそれは専用の機種というかアプリがないと聴けないようになっているんだろう。世界中のラジオがネットで聴ける今の時代に、日本で日本のラジオを聴くにはなにかと制約が多くて不条理を感じる(そもそもNHKはどうやっても聴けない)。もう一つ惜しいのは有料サービスだということ。いや、2011年5月末までは無料キャンペーン中なのでとりあえずお試しOKであるが(3G回線のパケット代は別途必要)、一応「ラジオチャンネル」は月額情報料315円となっている。このままずっと無料キャンペーンを続けてくれればいいなとうっすら期待もしているのだが、携帯電話会社にそういうノリはないかなあ……。

January 27, 2011

香川、フロンターレ、ミューザ川崎

●アジア・カップ決勝、香川骨折で欠場とは。右足小指のつけ根。戦力がダウンして苦しいということよりも、ベストメンバーで戦ってどれくらいできるか確かめる機会を失ったことが悔しい。
●しかし準決勝のもう一試合、ウズベキスタン対オーストラリアの0-6ってなんなのか。4点取っても、まだ5点目、6点目を取ろうというのが謎。オーストラリアにも松木さんみたいな人がいて、中継で「もう1点行こう!」とかしゃべってたりするのかな。
●オーストラリアの強さは守備。この大会通してここまで1失点しかしてないのでは。今大会に限らず、めったに失点しないという印象。
●川崎フロンタ―レの新体制発表会は、なんとミューザ川崎で開かれたんだとか。あのコンサートホールにサポが集い、川崎市フランチャイズオーケストラとして東京交響楽団金管アンサンブルが音楽で盛り上げてくれるというゴージャスな発表会。その模様が彼らのサイトに載っている。うーん、なんだこの湧き上がる悔しさは。うらやましいだけじゃない。マリノスから移籍した山瀬功治と田中祐介がすっかり「フロンターレの人」になって収まっているというこの図が。この図が。この図が。この図が……(以下繰り返し)。

January 26, 2011

ニッポンvs韓国@アジア・カップ2011カタール

ニッポン!●準決勝は日韓対決。4年前の3位決定戦に続いて、ふたたび東アジアのライバルと戦うことになったが、結果はまたしても引き分けだった。ただ前回はPK戦で3位になれなかったことで予選免除の権利を失ったのに対し、今回はPK戦で決勝に勝ち進めたという結果が正反対。実力の部分では拮抗している。
●ニッポンは吉田の出場停止を岩政で埋めた。キーパーは川島が復帰。GK:川島-DF:内田、岩政、今野、長友-MF:長谷部(→延:本田拓也)、遠藤、香川(→細貝)、本田圭佑、岡崎-FW:前田(→延:伊野波)。
●試合間隔が一日少なく準々決勝で延長まで戦った韓国は明らかに体が重い。序盤からうまく集中して試合に入れていない様子で、ニッポンがスペクタクルな攻撃を見せてくれた。カタールのメツ監督が会見で「日本はアジアのバルセロナ」っていうわけのわからん褒め殺し攻撃をしていたが、本当にバルセロナっぽく見える瞬間があるんすよね(笑)。特に攻撃で速い縦パスがピシッと収まって、ここから前の選手が反転したり、あるいは後ろにリターンしてまた前で受けたりとか、ボールの動かし方が本当に巧い。香川、本田、長谷部、遠藤、みんな巧い。前田もコンディションがよさそう。これだけコンディション差があって韓国に勝てなかったらいつ勝つの?
●と思っていたら、やはりこの試合も主審が活躍してくれた(トホホ……)。サウジアラビア人主審がこの試合に臨んだ方針は「日韓戦は荒れがちだから、激しくならないようにとにかくすぐに笛を吹く」。えっ、そんなんでファウル取るの? 取ってくれるの? ウソ、マジで? 前半22分、ゴール前で今野がパク・チソンに肩から当たったらPKを宣告されてしまった。いやー、これでPKなら欧州リーグは毎試合お互いPKで5点ずつくらい入るよ。キ・ソンヨンが決めて0-1。韓国先制。
●しかし前半36分、ニッポンが今大会で(見た限り)もっともすばらしいゴールを決めてくれた。左サイドで本田がボールをキープする間に長友が猛然とサイドを駆け上がり、本田がその長友にスルーパス。受けた長友はスピードに乗ったままサイドをえぐって、中央の前田にマイナス方向のパス、前田はディフェンスと競りながらもダイレクトで押し込んで同点。シンプルだけど美しい。
●韓国もニッポンと同じで若くて末恐ろしい選手が何人かいる。印象に残ったのは10番のチ・ドンウォン。前田みたい。長身だけどテクニックがあって、独特の間合いでドリブル突破してくるイヤな相手。あと13番のク・ジャチョル。MFだが肉体的にも精神的にも強靭さを感じさせる。相手ゴールへと向かう迫力は相当なもの。パク・チソンの代表引退後も何の問題もなく世代交代を進められそう。
●後半は前半から飛ばしたニッポンのパフォーマンスもどんどん落ちて、試合は消耗戦へ。中盤の運動量を回復させるために香川を下げて細貝投入。たぶん遠藤がアンカーに入る形に。延長に入るとすぐに主審がニッポンにPKを「返して」くれた。韓国エリア内で岡崎がなんの問題もない相手ブロックに阻まれただけで笛が鳴ってしまう。これでお互い様? 主審はずっと笛を吹き続けてプレイを止めまくっていた。PKキッカーはなぜか本田で、またしても真ん中のコースに蹴ってしまう。キーパーが弾いたが、詰めた細貝がよく決めてくれた。2-1、逆転。PKは遠藤のコロコロでいいじゃないの。
●問題があるとすればその後か。前田を下げて伊野波投入。つまりセンター3枚の3バックにするということだが、両サイド長友と内田(今日はなぜかずっと冴えなかった)も下がり5バックに。こうなると韓国は中盤でボールを拾い放題、ニッポンは防戦一方。長谷部が(たぶん)両足とも攣ってしまい本田拓也を投入したものの、延長後半15分というあと一歩のところで耐え切れず、ゴール前の混戦からDFのファン・ジェウォンに蹴り込まれて2-2。両者譲らず、引分けの結果は妥当なところか。
●PK戦は川島が神になったともいえるし、韓国がプレッシャーに負けたともいる。向こうは3人続けて決められなかった。しかし、PK戦というのはあまりに非サッカー的で、これで勝ち抜けを決めるのは不条理すぎる。できれば廃止してほしいが、うまい対案を思いつかない。延長の延長として、控え選手で7対7みたいに人数減らしてやるとか? ダメか。

January 25, 2011

オンラインバックアップ Mozy

●以前、複数PC間でデータの同期を取るためのツールとして、Dropboxをご紹介した。これは大変便利なツールで、指定フォルダ以下のファイルは放っておいても勝手にネット上にコピーされ、別のPCとも同期される。もはや不可欠のツール。
●で、Dropboxは本来同期ソフトなんだけど、見ようによっては自動的にネット上にバックアップを取ってくれるツールともいえるわけだ。だから、これをバックアップに使っている人も多いはず。ただ、これを純然たるバックアップ・ツールとして使うというのは少し違う気がする。というのも、Dropboxは同期ソフトであるので、必要に応じてこちら側のPCに書き込んだり消したりすることもできるツールだ。現在進行形のファイル群に対して使用する分にはいいが、固定的なファイルを含めてオンライン・バックアップをするとなれば、こちらのデータをネット上にコピーするだけの専用のツールのほうがなんとなく安心感がある。
mozy.gif●そこで調べてみたところ、Mozy というオンライン・バックアップ・サービスが、非常に評判がよく、広く使われているっぽい。一度設定すればPCの余力を使って勝手にファイルをバックアップしてくれる。しかも大きなファイルを変更したときは、変更箇所のみがバックアップされるようになっているようだ。個人使用であれば月額4.95ドルを払えば、容量無制限で使用できる。また、2GBまでであれば無料で使える。「lifehacker」や「雲になったコンピュータ」の記事を読んだ限りでも良さげ。
●じゃ、とりあえず無料の2GBを試してみようかなと思った方に。以下のリンクをたどってMozyに飛び、メニューのProductsからMozyHomeを選び、Try it Free の項からサインアップしてみよう。すると、標準の2GBに加えて、ボーナスとしてあなたとワタシに256MBの領域がプレゼントされる(あるいは単にサインアップでreferral code として DD7Q2Z を入力しても可)。この方式ってDropboxもやってたよね。まずは限定的な領域でしばらく試用してみて、快適だったら本格的な運用に移行するのが吉かと。

Mozy

January 24, 2011

金沢歌劇座「椿姫」

●21日、先週の金曜夜は金沢へ。金沢歌劇座リニューアル記念ヴェルディ「椿姫」を観てきた。最初「金沢歌劇座」と言われてもピンと来なかったのだが、昔の「観光会館」のことだ。石川県立音楽堂もオーケストラ・アンサンブル金沢(以下OEK)もなかった頃は、ここで(たまに)コンサートが開かれていた。それが2007年に改称され、今回またリニューアルされてようやく本格的オペラ上演にこぎつけた。以前はオーケストラ・ピットもなかったんすよね。
●で、その中身。ヴィオレッタ森麻季、アルフレード佐野成宏、オケは現田茂夫指揮OEK。新国立歌劇場合唱団。最強に強まった布陣なんである。これを一公演開くわけだが、これだけ人を集めて「一公演だけ」などというわけには本来いかない。しかし同じものを数公演できれば経済効率はいいが、金沢の都市圏の人口は東京と比べて数十分の一なわけで、複数公演は難しい。じゃ、どうやって実現したかといえば、金沢、富山、福井、新潟、兵庫の5都市による共同制作なんである。金沢で上演した舞台を、各都市に持っていく。これなら一公演しかできないサイズの都市でも、継続可能な形で水準の高いオペラを上演することができる(おっと、兵庫は2公演だ。北陸の各都市ではピットにOEKが入るが、兵庫のみ兵庫芸術文化センター管弦楽団が入る。オケがある都市ではその街のオケがやる方式)。これは画期的。ちなみに金沢の公演ではS席9000円。新国の半額以下で格安(とはいえ地元感覚からするとそうは思ってもらえないかもしれないんだが。OEK定期も安いから)。
●演奏は音楽的には大変充実。ピットのOEKといい、森麻季さんのヴィオレッタといい最高にすばらしかった。金沢歌劇座、まさかいきなりこのレベルではじまるとは。OEKは一度新国のピットにゲスト出演してほしいくらい(笑)。
●むしろ運営面が音楽面に追いついていない印象はあったかな。クロークがロビーの一角を区切った仮設のものしかなく(コートしかあずかってくれない)、利用率も低いのはどうにかしたいところ。ロビーにもう少し華やいだ雰囲気がほしい。休憩がどのタイミングで何分入るかの掲示も必要(作品になじみの薄いお客さんもいつトイレに行けばいいかわかるように)。このあたりは回を重ねれば練れてくるんだろう。自販機の列は……これは貸しホールでもあるからしょうがないか。
●音楽以外でいいなと思ったのは客層。年配の方ももちろん多いのだが、若い人も普通にいる! 30代ぜんぜん珍しくない、20代もいる。親子連れもいる。新国より明らかに若い。今後のためにも若い人にも足を運んでもらえたのは吉。

January 22, 2011

ニッポンvsカタール@アジア・カップ2011カタール

ニッポン!●なぜアジア・カップはこういう展開になってしまうんすかね。またしても試練が。ニッポンvsカタール
●ニッポンはキーパーに川島が出場停止から復帰、右サイドバックには伊野波を入れて、後はこれまでの基本メンバー。所用あって前半途中から見始めたのだが、カタールに先制されているではないか。なんかカタールは多国籍軍な雰囲気。セバスチャンもまだいたのか。ほかにも個人能力の高い選手が何人もいる。しかし前半28分に本田のワンタッチパスから岡崎が抜け出て、最後は香川が押し込んで同点ゴール。カタールの動きが落ち、これでニッポンのペースになるのかと思ったら、そうはいかないんだな、これが。
●後半開始早々、センターバックの吉田がイエローをもらい、イヤな予感が。吉田もナーバスになったように見える。で、後半16分にあっさり2枚目のイエローが出て退場、これで得たフリーキックをカタールが決めてしまう。一人少なくなった上に、勝ち越し点を奪われるとは。この主審はなあ……いや、吉田のイエローがイエローならそれでいいんだが、同等(せめてほぼ同等)の基準を相手にも示してほしいものである。一人少ないニッポンは前田を下げて岩政投入。これでおなじみのアジア・カップが始まった。
●でも今のニッポン代表、本当に偉い。後半25分、香川がキーパーと一対一になり決して易しくないシュートをきれいに決めて2-2の同点。が、さすがにその後はニッポンの運動量がどんどん少なくなり、ボールを持っても上がれない状態に。延長に入れば一人多いカタールが優勢になるのは確実……と思っていたら、後半44分、長谷部の縦パスを香川がもらい、ゴール前でキーパーを交わしてシュート体勢へ、しかし相手ディフェンダーのどう見てもPKというタックルをくらって倒れる、こぼれたボールをフリーの伊野波が蹴りこんで、まさかの逆転。ロスタイムたっぷり4分を耐えて、一人少ないにもかかわらず勝利した。
●ニッポンの2点目、3点目でザッケローニが心の底からのガッツポーズを見せてくれた。あのとき、ザックとワタシの心は一つになった。試合終了後のインタビューでもザックから興奮した様子がうかがえた。スゴい試合だったね、ザック。まあ、ワタシらは毎回こんなような感じなんだけど。

January 21, 2011

2011年の音楽映画4作品

●昨日、映画「ショパン 愛と哀しみの旋律」をご紹介したが、今年はクラシック音楽映画の当たり年かもしれない。ショパン、マーラー、モーツァルトのお姉さんナンネル、プッチーニと続々上映される。「マーラー」もすでに試写で見せていただいたので、こちらも近々改めてご紹介する予定。「プッチーニと娘」は浮気を疑われ命を絶ったメイドさんとの話で、以前イタリア映画祭2009で取り上げられていた模様。

映画「ショパン 愛と哀しみの旋律」 3月5日より公開
http://www.chopin-movie.com/

映画「マーラー 君に捧げるアダージョ」 ゴールデンウィーク公開
http://www.cetera.co.jp/mahler/

映画「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路」 春公開
http://nannerl-mozart.com/

映画「プッチーニと娘」初夏公開
参考:Cinema Topics Online

●引き続き映画「ショパン 愛と哀しみの旋律」試写会プレゼント実施中。どぞ。

January 20, 2011

映画「ショパン 愛と哀しみの旋律」試写会プレゼント&レビュー

●久しぶりに当サイト読者様向けプレゼントを。ショパンとジョルジュ・サンドの関係を描いた映画「ショパン 愛と哀しみの旋律」の試写会に10組20名をご招待します。下に内容をご紹介しますが、ショパンの伝記映画としてオススメ。監督はイェジ・アントチャク。サウンドトラックにはヤーヌシュ・オレイニチャク、横山幸雄、ヨーヨー・マらの演奏を使用。もちろん全編ショパンの音楽にあふれています。

ショパン 愛と哀しみの旋律

「ショパン 愛と哀しみの旋律」試写会
日時:2011年2月22日(火)開場18:00 開映18:30
上映時間:126分
場所:日本教育会館一ツ橋ホール(千代田区一ツ橋2-6-2)
当選者数:10組20名様
応募締切:2011年1月27日(木)
→応募は終了しました。

●で、ワタシは一足先にプレス試写を拝見して堪能したんである。この映画のいいところは、ショパンの評伝を読んだときに感じる後味の悪さが、そっくりそのまま再現されているところ。つまり、ショパンの青春時代の成功譚なんてものは駆け足で通り過ぎて、ジョルジュ・サンドたちとマジョルカ島に渡ったあたりからの修羅場を丹念に描く。ショパンがいてジョルジュ・サンドがいて、そしてサンドの息子モーリスと娘ソランジュがいて、ショパン+ソランジュ組とサンド+モーリス組に分かれて対立するあたりの「イヤ~な感じ」がとてもよく出ている。ショパン、サンド、ソランジュ、モーリス。みんなヤなヤツばっか(笑)。これって、まさにショパン評伝の手触りじゃないっすか。
●たとえばショパン。息子と娘がいる年上の女性と付き合っておきながら、あのモーリスとソランジュに対する脇の甘さはなに? そして「男の嫉妬」は常に醜いということがわからないモーリスのダメっぷり。崖っぷち女サンド。ぜんぜんかわいくない。同じくかわいくないソランジュ(彼女がもっとも耐えがたい存在だ)。ソランジュの、母親への反発から粗暴な彫刻家と結婚してしまうという愚かさ。ああ、楽才、文才、資力を備えているのに、この一家の生活能力のなさと来たら……。でも世の中そんなものかも。
●そもそもショパンとサンドって、マジョルカ島にやってきても不快に耐えなきゃいけなかったのが「痛恨の一撃」だったと思うんすよね。映画でも少し描かれてるけど。
●と、ショパンとサンド一家の人物描写がとてもていねい。むしろ音楽は脇役(ていうか、それがフツーの映画だ)。ポーランド映画なのに全員英語をしゃべってるとか、画面でショパンがプレイエル弾いてても鳴ってる音はモダンピアノとか、リスト役の兄ちゃんがフツーっぽすぎるとか、演出が古風だったりとかするが、愛憎劇の味わい深さがすべてを圧倒している。吉。

『ショパン 愛と哀しみの旋律』/3月5日(土)よりシネスイッチ銀座他にて公開/配給:ショウゲート/photo © 2002, A Jerzy Antczak Production, All Rights Reserved.
January 19, 2011

YouTubeシンフォニーオーケストラ、英Gramophone誌

YouTubeシンフォニーオーケストラのオーディション通過者が発表されている。今回も前回同様マイケル・ティルソン・トーマスが指揮するが、3月の本番の会場はシドニー・オペラハウス。で、メンバーをざっと見たところ……あれ、今回は日本からの参加者はいないのかな? メンバーの「世界地図」で確認した限りではその模様(だからといって日本人がいないとは限らないが)。アジア率は結構高い。
英Gramophone誌のArchiveがすごい。1923年の創刊以来のバックナンバーが読める。検索もできちゃう。しかし昔この雑誌に寄稿した人たちは、将来それが全世界からアクセス可能な形で無料公開されるようになるとは夢にも思わなかっただろうなあ。

January 18, 2011

サウジアラビアvsニッポン@アジア・カップ2011カタール

サウジアラビア●グループリーグ第3戦は、ここまでまさかの2連敗で勝ち抜けの可能性がなくなったサウジアラビア。ヨルダン、シリアがサウジアラビアに勝ってしまうんだからホントわからんすよね。ニッポンは引き分け以上なら2位以上を確保。それどころか負けたとしてもヨルダンvsシリアの結果次第ではセーフ(事実ヨルダン2-1シリアだったので、負けても2位だった)。
●ニッポンは松井が負傷離脱、川島が出場停止、本田圭佑はコンディション不良で温存。GK:西川-DF:内田(→伊野波)、吉田(→岩政)、今野、長友-MF:遠藤(→本田拓也)、長谷部-岡崎、香川、柏木-FW:前田。松井と本田の代わりに岡崎と柏木を起用。その他の選手交代は試合内容とは無関係にカード累積対策等のため。余裕。
●「サウジは元王者の意地を見せてくるだろう」的なドラマ性を真っ向から否定するように、相手は序盤から激しさを欠いていた。前半8分と13分に岡崎、19分に前田と立て続けにゴールが決まって、あっという間に勝負がついた。まさかサウジ戦でこんなリラックスして観戦できる試合があるとは(いやレバノン大会でも大勝したが)。ニッポンは攻撃のアイディアも豊富で、おもしろいようにボールが回る。序盤の3点で終わらせてもよかったが、後半6分に前田の2点目、後半35分に岡崎の3点目が入って、終わってみれば0-5。前田も岡崎も得意の形を決めてくれたという印象。香川もキレていた。柏木がもうひとつ目立っていないようにも見えたが、5点取ったんだから無問題。
●もう彼らの大会は終わってるのに必死でがんばるわけない、サウジアラビアが。そんなアラブのチームなんて見たことない。と、終わった後だから言える。
●グループ1位がニッポンで2位ヨルダン。準々決勝はグループAの2位、つまり開催国カタールが相手。カタールも3戦目は可能性のないクウェート相手に勝利しているということでニッポンと似た展開で勝ち進んできたわけだが、何しろ開催国なんだから一筋縄ではいかない試合になりそう。
●ザックの挑発を期待。「勝ったほうでワールドカップ2022開催しようぜっ!」的な。

January 17, 2011

Livespireの「3大テノール世紀の競演」と「ワールドクラシック@シネマ2011」

●1/15より新宿バルト9をはじめ全国各地の映画館で「3大テノール世紀の競演」が上映されている。ソニーのLivespireの企画で、1990年のワールドカップ・イタリア大会の前夜祭として初めて3大テナーが共演した有名な映像がよみがえる。これは当時たぶんレーザーディスクかなにかで見たと思うが、今見たらずいぶん懐かしい気分になるかもしれない。上映時間は各映画館によるが、おおむね早い時間帯の一日一回とか二回しかないところが多いのでご注意を(METライブビューイングと同じスタイルっすね)。
●あとLivespireではむしろこっちが本命だが、「ワールドクラシック@シネマ2011」という各地のオペラ・ハウスの映像を上映する企画がある。ヨナス・カウフマン、バレンボイム/スカラ座の「カルメン」、ルネ・フレミング、ティーレマン/バーデン・バーデン祝祭劇場の「ばらの騎士」ほか。新宿は2011/1/29スタート、各地も順次上映。

January 14, 2011

シリアvsニッポン@アジア・カップ2011カタール

シリア●さっそく来たーーー! この混沌がアジア・カップ。ザッケローニ監督は「こりゃ大変なところに来ちまったぞ、おい」と思っているのでは。シリア対ニッポン
●主役は主審(えー、やっぱりそのパターンなの……)。とはいえ、試合そのものは悪くなかった。ニッポンの先発は前の試合と同じ。GK:川島(→退場)、DF:内田、今野、吉田、長友-MF:長谷部、遠藤-香川(→岡崎)、本田、松井(→細貝)-FW:前田(→GK:西川)。
●まず試合前にびっくりしたのは、ヨルダンが1-0でサウジアラビアを下したこと。サウジはシリア、ヨルダンに2連敗したわけで、中東の勢力図が大きく塗り替えられていることを感じる。そしてシリアにはサウジ戦に続いて大勢のサポーターが味方についた。ニッポンにとっては完全アウェイ。で、シリアはキックオフからニッポン相手に攻めてきた! 攻めるとなると後ろからどんどん選手が押し上げてくるし、守るときはきちんと組織的にプレスをかけて、ラインの間をコンパクトに保つ。アラブにもこんなサッカーするところが出てきたのか。
●こうなると普段とは逆でむしろニッポンのカウンターアタックを期待したくなる。前半はシリアが主導権を握っていたと思う。選手のフィジカル・コンディションもシリアが上。特にニッポンはシーズンオフのど真ん中で参加したJリーグ勢が苦しいということなのか、前線で前田がまったく競り合いに勝てない(しかも試合を通して3度ほど決定機があったのに不発。らしくない)。ところが前半35分、本田が右サイドをえぐってマイナス方向にクロス、これを受けた香川が切れ味鋭い切り返しで相手を交わしてシュート。これで決まるべきところだがキーパーが弾き、松井のもとへ。キーパーが前に出ていたがシュートコースが見つからず、押し上げてきた長谷部にボールを落とし、これを長谷部が無人のコースを冷静に狙ってゴール。0-1。この後、明らかにシリアの選手は下を向いてプレイするようになった。さっきまでは自信を持ってプレイしていたのに。
●これで2点目が入っていれば、「普通の試合」で終わっていた。が、後半26分にアジア風味の事件が。自陣深くで相手プレッシャーを受けた長谷部がキーパー川島にバックパス。このパスが緩くディフェンスに詰められたため川島が苦し紛れのクリア。これが相手に渡ってしまい、今野が当たりに行く。こぼれたボールを受けた19番の足元に川島が手を出して笛。主審はPKの判定だが、副審はオフサイドと明確に旗をあげた。ワタシはオフサイドだと思う。相手のパスだから。でも主審は今野のバックパスと解したのか。まあ、こりゃないわな。ニッポンは激しく抗議したが、川島にレッドカードが掲げられ、急遽フォワードの前田を下げて控えキーパーの西川を投入。西川はいきなりPKだ。止まるわけない。1-1。
●このシリアのPKのとき、シリア・ベンチでボロボロと涙を流しながら地に伏して成功を祈ってる選手がいるんすよ。「勝ちたいという気持ち」で試合が決まるんならシリアが楽勝だ。
●そして、さらにカオスが続くのがアジアの真骨頂。この後、シリアの選手もニッポンの選手も「主審マネージメント」を意識したプレイを始めた(笑)。どうやってうまく主審に笛を吹かせるか。シリアは狡猾なところを見せようとしたが、そもそも主審には「ミスをしてしまった。バランスを取らなければいけない」という気持ちが強く働いていたようだ。後半35分、長いボールを受けた岡崎がペナルティエリア内で自分から相手に当たって、勝手に自分で倒れた。はい、笛が鳴ってPKです。ワタシがシリアのサポーターなら怒髪天を衝く。そしてPKのキッカーは遠藤ではなく本田。本田はこれをあろうことか、ど真ん中の低目という危険な場所に蹴ったが、キーパーが先走って飛んでいてくれたのでゴール。1-2。終了後のインタビューでは本田は意図しないコースにボールを蹴ってしまったと示唆していた。ちなみに本田は肉弾戦でも相手に勝利できてて、ワールドカップ以来の頼もしさ。マン・オブ・ザ・マッチだな。
●この後、ひとり少ないニッポンはひたすら守る消耗戦に。西川にファインセーブがあった。後半50分にわけのわからんカードが出てシリアの選手が退場してくれて(律儀です、主審)10人対10人になる。ニッポンは守ってカウンター。ロスタイムは……えっ、6分もあるの? 長いドタバタが続いて幕。
●ニッポンはよくやった。立派だ。ザッケローニさんへ。えと、アジアはいつもこんな感じっす。サッカーを通じて知る被虐の悦び。アジア・カップに慣れるとワールドカップが退屈な大会に思えてくるから。

January 13, 2011

イラクvsイラン@アジア・カップ2011カタール

イラク●ニッポン戦以外まで追いかけるつもりはないのだが、この試合はどうしても気になって、一部スキップしつつもビデオ観戦。というのも、この両者とも現在アジア最強国の一角を占めると思われるものの、イマイチ具体的なイメージがわかず、実際どれくらいのレベルなのかを確かめておきたかったから。
●結論から言うと両者とも相当レベルは高い。お互いにライバル意識があるのか、開始早々から決勝戦並みに激しく当たる肉弾戦に。主審の目の届かないところでも相当にやりあっている感じ。しかしともにテクニックは高い。そして従来の中東のイメージを覆すかのように組織的に守備をして、ラインをコンパクトに保って戦う。
●前半は現アジア・チャンピオンであるイラクが優勢に試合を進め、序盤でファーサイドへのクロスを頭で折り返して中に詰めた選手が決める形で1点を先制。しかし前半終了間際、相手のミスからイランがきれいなカウンターを決めて同点に。後半になると少し運動量でイランが勝るようになり、これも終了直前だったがイランのフリーキックに対して、つめた選手たちが競り合いつつも誰もボールに触れず、ボールがそのままキーパーの股間を抜いて入るという決勝点が決まって1-2。イランが逆転勝利を収めた。決勝点はキーパーの不運ともミスともいいがたいところだが、その前からイラクが不用意なミスやファウルを連発していたので、結果には納得。
●どちらもフィジカル・コンディションがよく、見ごたえのある戦いだった。ニッポンvsヨルダンよりもずっと試合のレベルは高い。実力差は感じられず、どちらも優勝候補の資格はある。それだけにイラクには痛恨の勝点ゼロ。彼らのほうがもしかするとサッカーの質は高かったかもしれないが、ディフェンス・ラインとキーパーの「ボールをつなごう」という志の高さが裏目に出た感もあり。しかし初戦からこれだけハイテンションで、イランにせよイラクにせよ決勝まで持つのかなという気もするが。

January 12, 2011

新日本フィル記者会見&公開リハーサル 一般モニター募集

●1/28(金)16:30から開かれる新日本フィル記者会見に向けて、一般モニターが募集されている。参加条件は、ブログ、ホームページなど自分のネット媒体を持っていて、そこで情報発信してくれる方。会見には音楽監督クリスティアン・アルミンク、BEETHOVEN PROJECTの指揮者フランス・ブリュッヘン、ソロ・コンサートマスター崔文洙各氏が出席。2011-2012シーズン・プログラムについて、またブリュッヘンのBEETHOVEN PROJECTについての会見となる。昨年も同様の企画が開かれたが、今回は13:45頃よりBEETHOVEN PROJECTのプレス向け公開リハーサルにも参加できるということで、一歩前進した内容になっている。ご希望の方は同楽団サイトよりご応募を(1/15まで)。
●平日の昼間なので応募できる方は限られているが、「お客さん向け」ではなく、実際に媒体各社が集う本物の記者会見である以上これはしょうがない。昨年のことを思い出してみると、ワタシはTwitter上での反響がすごーく興味深かった。もっとも、これはどんな方が参加してくれるかに100%依存することなんだけど。
●11日夜はオーケストラ・アンサンブル金沢のニューイヤーコンサートへ(紀尾井ホール)。金沢で行なったプログラムを東京、富山の射水、岐阜の可児、そして大阪(今晩だ)へと持ってきている(射水と可児はだいぶ選曲が丸くなっているが)。ヴァイオリン独奏のマイケル・ダウスが率いてピアソラの「ブエノスアイレスの四季」。アグレッシヴで猛烈にカッコいい。休憩後に井上道義音楽監督が登場、リスト「メフィスト・ワルツ第1番」などはこのサイズのアンサンブルならではの鋭く引き締まった音楽。凝ったプログラムにヨハン・シュトラウスも何曲か含みつつ、ほどほどのお正月成分ってところが1月中旬のニューイヤー。

January 11, 2011

サウジアラビアvsシリア@アジア・カップ2011カタール

サウジアラビアアジア・カップ、さっそくのサプライズ。ニッポン、ヨルダンと同組のサウジアラビアとシリア。このグループは「順当にニッポンとサウジアラビアが勝ち抜け」と考えていた人が大半だと思うんだが、シリアがサウジアラビアを下してしまった。サウジアラビア 1-2 シリア。得点シーンおよび主に後半を録画を見たのだが、シリアは堂々たる戦いっぷり。サウジがスロースターターであり、特に攻撃面で運動量が不足していた面もあったかもしれないんだが、それにしても実績ではるかに劣るシリアが自信を持って戦っているではないか。アジアでも急速に各国の実力差が縮まっているのを感じる。
●ともに中東スタイルでモダン・フットボールには遠いんだが、遠目からのシュート力はあるチーム。ニッポンとヨルダンの試合のリプレイのように、シリアの思い切りのよいシュートがサウジのディフェンスに当たってゴールに吸い込まれたところから試合が動き、3ゴールどれも偶発的な要素があったと思う。チームの完成度はシリアが上か。終盤にサウジが必死のパワープレイを繰り出すが、ガラじゃないというか。
●これまで中東サッカーには場内の「サポーターの不在」を感じることが多かった。ニッポンがアウェイで戦うとスタンドは全員白づくめで敵ばかりといった雰囲気になることはあっても、彼らは少し独特で、「フットボール・ファン」というのとはまた別の存在だった。ところが今回のシリアのサポは、普通のフットボール・ファンっぽい反応をしていて、まったく違和感がない。既知の「ファンの情熱」がある。試合の流れに反応するだけでなく、流れそのものさえ作っていたかもしれない。中東の文化や地理に疎いので、今回開催国のカタール(および試合開催地)とシリアやサウジとの関係性がぜんぜんわからないんだが、少なくともこの日はシリアのホームゲームになっていた。ある意味これが最大のサプライズ。

January 10, 2011

ニッポンvsヨルダン@アジア・カップ2011カタール

ヨルダン●ああ……、この既視感。あまりに見慣れたアジア・カップの光景。そしてザッケローニ監督初めての公式戦。これはまるでジーコ・ジャパンの再来。ニッポンvsヨルダン
●注目の先発。相手が引いてくることを見越して(その通りだったが)非常に攻撃的な布陣になった。4-2-3-1。GK:川島-DF:内田、吉田麻也(デビュー)、今野、長友-MF:遠藤、長谷部-松井(→岡崎)、本田(→藤本)、香川-FW:前田(→李)。中盤は中に本田で左右に香川と松井、底に遠藤と長谷部とずらりと巧い選手を並べた。しかもサイドバックは両方攻撃に持ち味あり。そうそう、これで巧くいくと思ったんだよな……昔は。
●ダメなんである。チームにならない。新チームなんだから選手間の連動性が不足するのはある程度当然としても、ハードワークする選手が少なすぎる。なんかジーコ・ジャパンの黄金の中盤を思い出したなあ、ナカタ、中村俊輔、小野、稲本だったっけ?(うろ覚えスマソ)。あれはぜんぜん機能しなかったわけだ。その後、オシムがやってきてわれわれは学んだ。「水を運ぶ役の選手が必要なのです」。香川とか、うまいんよ、さすがボルシア・ドルトムントのスター選手。やりたいようにプレイしてる。でも周りでだれかが献身しないと、セルフィッシュなプレイになってしまう。ああ、オシム以前に戻ってしまったのか。もう一回オシム語録引っ張り出すぞ。「ライオンに襲われた野ウサギが逃げるときにコンタクトレンズがズレるでしょうか?」→内田。
●ヨルダンは前を向いてプレイしていた。ベタ引きでも球際の激しさでニッポンを上回っていたし、カウンターは効果的に発動した。前半45分にハサンがゴール。ゴール前で遠藤がスライディングする神風ディフェンスをしたところを軽く交わされ、打ったシュートは吉田の足に当たってニッポンのゴールへ。吉田は序盤に代表デビューで初ゴールか思わせるシュートがあったがオフサイドで取り消された。その後にオウンゴールが待っていようとは。ついてない。でもニッポンの守備はまずかった。
●ザックは思い切って早めに選手交代した。目立ったプレイのなかった前田を前半であきらめて李忠成。この布陣で李を中央に入れてくるのか……。後半13分に松井を下げて岡崎を入れると、交代が機能しはじめた。岡崎によってチームはダイナミズムを回復。フェイントで相手を交わしてクロスを入れたりするんすよ、岡崎が。ただ、それでも決定機の数はそれほど多くもなく、一方ヨルダンは何度かカウンターでニッポン・ゴールを脅かした(これもニッポンの守備のミスが多かったと思う)。万事休すと思われた後半47分ロスタイム、ショートコーナーから長谷部のクロスに吉田が頭で決めて1-1。最後はヨルダンの足が止まった。これならもう一点取れるのではと思ったが、残り2分、攻め切るまでは至らず引き分け。うーん、アジア・カップで最後の最後に追いつくところもジーコ・ジャパン風味?
●今日は吉田デイ。オフサイドで取り消された一点。自陣への一点。相手ゴールへの一点。一人で全部のゴールを決めた(笑)。いや、それでなくても最大の収穫が吉田。まだ若いと思うんだけど、非常に落ち着いたディフェンスで頼もしい。フィードもいいようで、この前線への供給力は魅力。いつもこれくらいできるなら(今日はいなかったが)槇野といっしょに代表レギュラー定着可。中澤&トゥーリオ時代は終わったか。
●このヨルダンの戦いぶりはシリアにもサウジアラビアにも参考になったはず。次、ザッケローニは布陣をいじってくるのかどうか。

January 7, 2011

「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」(村上春樹)

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです●小説のほうはほとんど読んでいないのに、なぜかインタビュー集のほうを夢中になって読んでしまった。「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」(村上春樹著/文藝春秋)。すごくおもしろい。創作にどんな姿勢で臨むのかといった事柄からライフスタイルまで、率直に答えられていて、ますます作家への敬意が深まった(じゃあ小説も読めよって話だが)。これだけ世の中に自分の作品が浸透していて、熱狂的なファンもいればその逆のアンチもいるし、見当違いな批評を書かれたり、嫉妬されたりする創作者が、自作の受け入れられ方をどんな風に見ているのか、という点でポコン!と膝を打ったのが以下のくだり。(p.323)

 小説に関しても、他のことに関してもそうだけど、「誤解の総体が本当の理解なんだ」と僕は考えるようになりました。『海辺のカフカ』に関して読者からたくさんメールをもらって実感したことは、そこにはずいぶんいろんな種類の誤解やら曲解やらがあるし、やたらほめてくれるものもあれば理不尽にけなすものもあるんだけど、そういうものが数としてたくさん集まると、全体像としてはものすごく正当な理解になるんだな、ということでした。そこには、ちょっと大げさにいえば、感動的なものがありました。だから逆にいえば、僕らは個々の誤解をむしろ積極的に求めるべきなのかもしれない。そう考えると、いろんなことがずいぶんラクになるんですね。他人に正しく理解してもらおうと思わなければ、人間ラクになれます。誰かに誤解されるたびに、見当違いな評が出るたびに、「そうだ。これでいいんだ。ものごとは総合的な理解へと一歩ずつ近づいているんだ」と思えばいいんです。逆にいえば、小説家というのは、あるいは小説というのは、そんなに簡単に正確にぴっと外から理解されてしまっては、むしろ困るんじゃないかと。そんなことになったら、僕らはもうメシを食っていけなくなるんじゃないかと。

●これって小説を音楽に置き換えてもたぶん成立する話なんじゃないか……というか、昔から言う「聴衆ひとりひとりはトンチンカンなことを言ってても、集合体(=客席)としては神の声になる」っていうウェーバーだったかのロジックとほぼ同じでもある。あと、もうひとつ連想するのは即物的で恐縮なんだけど、「ベイズの定理」を用いたスパムメールのフィルタリング技術。まあ本質は違うかもしれないんだけど、可笑しな連想として、つい。

January 6, 2011

いよいよアジア・カップ2011カタール開幕

アジア・カップ2011●明日7日より4年に一度、アジア王者を決めるためのアジア・カップ2011が始まる。ニッポン代表は9日にヨルダン戦、13日にシリア戦、17日にサウジアラビア戦。実力でチャンピオンになりうるという点で、ニッポン代表にとってはある意味ワールドカップより価値のある重要な大会だ……と認識しているんだが、なんとなくいつもより盛り上がり度が低いような気がする。
●今回はカタール開催ということで、夏場ではなく1月に開催されることになった。「中東で夏場開催は不可能だからしょうがないよなー」と思うが、つい先日「ワールドカップ2022カタール」の開催が決まったではないか! 当初、カタールでのワールドカップなど、暑くて非現実的だと思っていたが、××の力で現実になった。スタジアムにガンガンと冷房を効かせるとか言ってるんだが、そんなこと可能かあ? たぶん2022年のワールドカップは冬に開催されることになると思うぞ。いや、この話をしだすとあれこれ蒸し返すことになるので止めておくが(カタールって聞いただけでムッとなる偏狭なワタシ)、ともかく今回は欧州のシーズン中に開催されることになってしまった。
●なにしろ親善試合と違い、大陸別王者を決める公式戦なので、ニッポンも香川や長谷部、長友ら欧州勢もフル参戦するのだが、気分的には落ち着かない。自分の所属クラブを放っておいて代表に合流しているんだから。しかしだからといって欧州勢が不参加というのじゃ困る。アフリカ選手権と同じ悩みを共有することになったわけだ、アジアも。あと、国内勢は完全にシーズンオフど真ん中の時期。「この前、天皇杯終わったよ」という今のタイミングで突然アジアカップというのは、お正月が終わったところでクリスマスをやろう的な唐突感大。
●実は96年UAE大会も冬開催だった。このとき加茂ジャパンは決勝トーナメント初戦でいきなりクウェートに0-2で敗れてベスト8止まり。印象だけど、ニッポン代表は夏の大会では他国に対し相対的に有利で、冬は不利な戦いをしている。ワールドカップではいつもコンディション面で欧州クラブ所属選手(=有力選手のほとんど)に比べ追い風を受けているし(全敗したフランス大会ですらワタシはそう感じた)、Jリーグのシーズンオフに戦うアウェイの大会や試合では苦戦する。今後、代表の大半の選手が欧州でプレイするようになれば、そういった傾向はなくなり、そしてアフリカや南米のように欧州開催の親善試合が増えていくんだろうか。
●で、今回のニッポン代表は、Jリーグ勢のコンディション、駒不足気味のセンターバックを案じつつも、ザッケローニ新監督の公式戦デビュー、世代交代の進んだ新生代表に期待。あとサウジアラビアやオーストラリアの戦いぶりも気になる(オーストラリアの戦い方というよりは、各国のオーストラリア高さ対策。いいかげんどうにかしたい)。それから現王者イラク。イラクの強さに継続性があるのかどうか、サウジアラビアやイランに代わって中東最強国となるのかどうかを示す大会になるはず。
●次回2015年大会はオーストラリア開催と発表。うむ。

January 5, 2011

続・作曲家アニバーサリー2011

昨日の作曲家記念年を改めて眺めてみる。マーラー没後100周年は昨年の生誕150周年と合わせて2年越しですでにお祭りが始まっている感あり。生誕200周年を迎えたリストは、マーラーと並んで、今年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」でテーマ作曲家になる。ピアノ曲が多いからそうでなくても聴く機会は多いか。
ニーノ・ロータの交響曲●映画音楽の巨匠バーナード・ハーマンとニーノ・ロータがともに生誕100周年というのもなにかありそう。バーナード・ハーマンはサロネン指揮LAフィルのCDがあったっけ。一方ニーノ・ロータにはムーティ指揮ミラノ・スカラ座フィルの名盤がある。彼は純クラシック(?)作品もたくさん書いていて、交響曲やピアノ協奏曲、チェロ協奏曲など録音は結構ある。
And God Created Great Whales●アラン・ホヴァネス生誕100周年は祝ってもらえるんだろうか。ホヴァネスは交響曲を多作していて、交響曲第67番まで書いた。彼は20世紀のもっとも多作な交響曲作家だったが、フィンランドの多作王レイフ・セーゲルスタムに抜かれた(とホヴァネスの公式サイトにも書かれている。なにしろセーゲルスタムは200曲を軽く超える)。ホヴァネスで比較的話題になる曲といえば、ザトウクジラの鳴き声のテープを用いた管弦楽曲「そして神は偉大なる鯨を創りたもうた」と、フリッツ・ライナー指揮の録音が残る交響曲第2番「神秘の山」あたりだろうか。
●今年の大晦日は「ホヴァネスは凄い! アラン・ホヴァネス交響曲全曲マラソン」です(ウソ)。

January 4, 2011

作曲家アニバーサリー2011

2011.gif●2011年に記念年を迎える主要な作曲家・音楽家等を以下にピックアップ。生没年は原則「新編音楽中辞典」に準拠。生誕100周年の演奏家は大勢いるのでぐっと絞った。一般的にはマーラーとリストの年だけど、それ以外にも結構キャラの立った人たちがいるなという印象。ホヴァネスとかニーノ・ロータとか。

[没後400周年]
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611)作曲家
ヨハネス・エッカルト(1553-1611)作曲家

[生誕300周年]
ウィリアム・ボイス(1711-1779)作曲家
ジョヴァンニ・バッティスタ・グアダニーニ(1711-1786) ヴァイオリン製作者
ジャン=ジョゼフ・カサネア・ド・モンドンヴィル(1711-1772)作曲家

[生誕200周年]
フランツ・リスト(1811-1886)作曲家
フェルディナント・ヒラー(1811-1885)作曲家
アンブロワーズ・トマ(1811-1886)作曲家
アリスティド・カヴァイエ=コル(1811-1899)オルガン製作者

[没後100周年]
グスタフ・マーラー(1860-1911)作曲家
ヨハン・スヴェンセン(1840-1911)作曲家

[生誕100周年]
アラン・ホヴァネス(1911-2000)作曲家
ニーノ・ロータ(1911-1979)作曲家
バーナード・ハーマン(1911-1975)作曲家
ジャン・カルロ・メノッティ(1911-2007)作曲家
ジュアン・アラン(1911-1940)作曲家、オルガニスト
ユッシ・ビョールリング(1911-1960)テノール歌手
カミーユ・モラーヌ(1911-2010)バリトン歌手
ギュンター・レンネルト(1911-1978)演出家
安部幸明(1911-2006)作曲家
尾高尚忠(1911-1951)作曲家、指揮者
金井喜久子(1911-1986)作曲家
清水脩(1911-1986)作曲家
鶴田錦史(1911-1995)琵琶奏者

[初演300周年]
ヘンデル:オペラ「リナルド」(1711 ロンドン)

[初演100周年]
R・シュトラウス:オペラ「ばらの騎士」(1911 ドレスデン)

●当サイトのオフィシャル占い師(なにそれ)須栗屋敏先生が、今年もケータイサイト「音友クラシックコンサート」にて出張おみくじ鑑定中。今年の運勢とラッキー名曲をうさんくさく占ってくれるぞ。大吉が出るまで繰り返しチャレンジだっ!

音友クラシックコンサート

January 1, 2011

賀正2011

●あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしく~。
●大晦日の「マゼール祭り」は予想をはるかに超えて盛り上がった模様。ワタシ自身は最後の「第九」にのみ間に合ったのだが、昼過ぎからTwitterのタイムラインはずっとマゼールの活躍ぶりで盛り上がっていた(マゼール自身?もTwitterアカウントを持っていて、ちゃんとこのイベントについて告知していた)。今回の慶応大学による中継はIT系、オーディオ系、音楽系の方々それぞれに盛り上がるポイントがあったんじゃないだろうか。手軽に見たい人は簡単にUSTで映像を見ることができたし、それとは別に24bit 96kHz版高品質オーディオ・ストリーミングがあったり(CD品質は16bit 44.1kHz)、3D映像があったり。でもやっぱりこれはマゼールの大胆な怪演がなかったら、ここまで話題にはならなかったはず。昔のインタビューでもそのようなやり方をすることを言っていたけど、自分のパート譜を持ち込んで限られたリハーサル時間の中で「マゼール節」を徹底させていたそうである。ああ、「第7」聴きたかった……。
●どう考えてもマゼールという人選が秀逸。
●USTでは「第九」4楽章で人数が増えてきて同時視聴者数6000人を超えていた(USTの分だけの人数であって全視聴者数ではない)。これは多いのか少ないのか。ワタシの感覚ではすごく多いんだけど、一方でメディアの視聴者数として絶対数を見ればぜんぜん少ないともいえる(ネットメディアであるとしても)。でもなにか特別なことが成し遂げられた一日という印象が残った。

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