ドミノ・ピザ

2009年4月アーカイブ

April 30, 2009

いよいよ「ラ・フォル・ジュルネ」2009、東京と金沢で

チケットオフィス設営中●本日立ち寄った東京国際フォーラム。ロビーギャラリーのチケットオフィスが設営中。東京の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009」、すでに丸の内周辺エリアでのイベントはスタートしており、東京国際フォーラム内の公演は5月3日から5月5日まで。今年もワタシは公式レポートのお手伝いをさせていただきます。昨年に引き続き、会場内に設置されるOTTAVAさんのブースにもおじゃまします。
●もうひとつ、「ラ・フォル・ジュルネ金沢」、こちらも始まっている。開催期間は4月28日~5月4日で、本公演は5月2日~4日。本公演は、東京より一日早く始まる。金沢は昨年の大成功を受けて、今年は公演数も出演アーティストもずいぶん増えたようだ。キッズプログラムや公開マスタークラスもある。チケットはまだ残っているので、お近くの方は今から参加を決めても吉。あ、テーマは東京と違ってモーツァルトっすよ。
●ワタシは5月2日~3日は金沢へ、3日夜から5日までは東京へと掛け持ちする予定。体調を整えておかねば。
●ラ・フォル・ジュルネ金沢は、去年は全公演を自由席で聴ける「マルチパス」というスゴいチケットがあったんだけど、今年は全席指定席なので東京と同じように1公演1枚ずつチケットを購入する方式になった。最強チケットがなくなって残念という声もあるかもしれないけど、去年の混乱を考えると現実的にはこうするしかないと思う。というか、これが圧倒的にフツー。
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5/1朝刊、北國新聞さんにLFJ金沢関連記事を書いた。

April 28, 2009

ゾンビと私 その5 「イントゥ・ザ・ワイルド」

●CNNとかABCとかのニュース映像で「メキシコから豚インフルエンザが発生し……」と報道されてて、猛烈な既視感。これはまるでゾンビ映画の導入部ではないか。映画ではたいがい事件は最初は小さく発表され、既知の病の新型のように伝えられ、そのうち未知の脅威に格上げされ、しまいには想像を絶した全人類的パニックになる。「人混みを避けましょう」「なるべく外出はしないように」「非常事態宣言が発令されました」……。だが、いくらゾンビ映画が予言的な物語であっても、現実に新型インフルエンザが猛威をふるうのはまっぴらごめんなのであって、事態が沈静化することを願う。
「荒野へ」●アラスカの荒野で死体となって発見された青年について取材したジョン・クラカワー著のノンフィクション「荒野へ」。この本の最初の刊行は1997年で、当時これを読んでもワタシはいまいちピンと来なかったのだが、最近、ショーン・ペンが「イントゥ・ザ・ワイルド」として映画化してくれた。これは圧倒的にすばらしい(ゾンビは一切出てきません。実話だし)。裕福な家庭に育った22歳の青年が、ハーバードのロースクールへの進学も決まていたにもかかわらず、2年間の放浪の旅に出かける。親にも黙って出発し、お金もカードも捨てて、アラスカを目指す。現代社会の欺瞞にはもううんざり、オレは大自然と一体になるぜ! 知性にも体力にも恵まれた青年は、アレクサンダー大王にちなみ自らをアレックス・スーパートランプ(超放浪者)と名乗り、人のいないアラスカの広大な大地で、独りで生活を始める……。で、どうなるか。もちろん死ぬ。
「イントゥ・ザ・ワイルド」●彼の死体は山中に打ち捨てられた廃バスのなかで発見された。餓死である。これはいろいろな解釈が可能な事件ではあるが、狩のスキルをはじめとして自給自足するための知恵や技術を何も身につけずに、人間の居住地を離れてしまえば、人は死ぬのである、いかに勇気ある若者でも。青年は死と直面して悟ったことを手帳に記す。たとえば「幸福は他人と分かち合うことで実体化する」といったように。アレックス・スーパートランプなどというふざけた名前を捨て、孤独の中で本名を再び名乗る。つまり、理想に燃えた若者は大人になる。が、同時に彼は文明社会へと帰る道を見失い、このまさに命がけの跳躍に失敗し、死を迎える。では彼は単なる愚か者なのか? いや、誰がそんなことを言い切れるものか……。
●原作になく、映画にあるのは圧倒的な映像美。アラスカの大地の雄大さに言葉を失う。自然は恐ろしいから美しいのだ。電気も水道もない、誰一人居住していない土地というものが、どんなに神々しく峻烈であることか。そして、閃いた。そうだ! ここだっ! ここなら、町にウィルスが蔓延してみんながゾンビ化しても助かるかもしれないっっ!(←ここ本題)
●そう、たとえ自分以外の全人類がゾンビになっても、人っ子ひとりいない土地なら、そのままゾンビっ子ひとりいない土地になるだけであって、感染する心配は無用である。アレックスは孤独のうちに死んでしまったが、もし生き延びるとしたら何が必要だったのか。狩なのか、農耕なのか、孤独に耐える強靭な魂なのか、仲間なのか。クルマとガソリンなのか、小型自家発電装置とパソコンなのか。もはやゾンビ化することを避けられそうもない社会に生きる者にとって、このアレックスの失踪事件はきわめて示唆的である。果たして人は荒野で生きてゆけるのだろうか?

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不定期連載「ゾンビと私」

April 27, 2009

新日本フィルライブ更新

新日本フィルライブ
●前回の更新から思い切り間が空いてしまったのだが、日経BP「ネットで楽しむオーケストラ 新日本フィルライブ」を更新。今回は音楽監督アルミンクではなく、ヴォルフ=ディーター・ハウシルト指揮で、ベートーヴェンの交響曲第1番を映像&音声で提供。登録も何も不要でクリックするだけで視聴できるので、お楽しみいただければ幸い。同日に演奏された同じくベートーヴェンの第7番も後日公開予定。
●フットボール成分ゼロの週末、土曜日は横河武蔵野FCのホームゲームがあったのに。雨と仕事をいいわけにサボってしまったら、SAGAWA SHIGA FCに0-2で負けてしまった。観衆281名という寂しさは雨のため。まあこれはしょうがない。J1やJ2以上に雨だと困ることがいろいろあるので、むしろ雨でも足を運ぶファンが281人いることがスゴい。
●次の試合もラ・フォル・ジュルネと重なるので観戦できず。武蔵野陸上競技場に新スタジアムグルメ「武蔵野地粉うどん」が登場したというニュースが激しく気になる。

April 24, 2009

ゴーティエ・カピュソンのヴィクター・ハーバート

●1981年生まれってことは、まだ28歳なのか。いやー、このジャケといい、ジャケの表4の写真といい、ホントに男前だなー。ゴーティエ・カピュソン(カプソン)。チェリスト史上最強のカッコよさかもしれん。
●超名曲ドヴォルザークのチェロ協奏曲と、知ってる人は知っている、知らない人は知らないヴィクター・ハーバートのチェロ協奏曲第2番が収録されている。で、ワタシはその知らないほうの人だったんだけど、これは名曲っすね。ヴィクター・ハーバート(1859-1924)はアイルランドに生まれ、ドイツに移住し、その後アメリカに渡った作曲家、チェリストということなんだけど、これ、何も知らずに両方聴くと、ドヴォルザークのチェロ協奏曲が先にあって、ヴィクター・ハーバートはその影響を受けた作品だと早とちりすると思う。
●逆なんすよね。先にヴィクター・ハーバートのほうがこの曲を書いて、そのニューヨークでの初演(1894)を聴いて感銘を受けたドヴォルザークが、すぐにチェロ協奏曲の作曲に取りかかった、と。ドヴォルザーク並に人気が出るとはいわないが、堂々たる傑作。第2楽章のチェロ独奏なんてホントに美しい。新鮮な気分で聴けるロマン派チェロ協奏曲は貴重だ。
●チェロが上手くて若くてイケメンで、この演奏家に惜しいことがひとつあるとしたら、日本語表記がカピュソンとカプソンで分かれてしまったことだな(笑)。グーグルはもちろん、アマゾンもカピュソンとカプソンを別人扱いしている。これを大きな不利と感じてしまうのは、グーグル的世界観に毒されすぎなのか?

April 23, 2009

WindowsXP軽量化メモ

●古くなってきたノートPCをチューンナップ。もう本当は買い替え時なんだが、最近流行のネットブックのあと一歩の進化を待ちながらズルズルと使い続ける作戦。WindowsXPでPentiumM、1.6GHz、メモリは512MBしかない。
●起動に異様に時間がかかっているので、まずレジストリ関連をすっきりさせようということで、不要アプリをコンパネからアンインストールして、さらにCCleanerで不要レジストリを一括削除。意味レスな関連付けとかいつの間にかたくさんできていた。
●画面描画の負荷を減らすために、コンパネから「パフォーマンスとメンテナンス」→「視覚効果を調整する」で、不要と思われる視覚効果をどんどんオフにして極力簡素化。XP特有のウィンドウデザインとかがなくなって、Windows2000の頃みたいなシンプルな画面になる。最初は寂しいというか懐かしい感じがするが、慣れるとむしろこの簡潔さが美しく思えてくる。背景もなしにしてベタ塗りに。デスクトップから不要なアイコンを削除(どういうタイミングかよくわからないけど、ときどき勝手に再描画してるみたいだし)。
●続いて、不要なサービスをオフに。このあたりの記事を参考にして、Error Reporting ServiceとかNetMeeting Remote Desktop Sharingとか、確実になくても困らないと思われるものを無効に。なぜか入っているApple Mobile Deviceとかもワタシには不要だから切る。要らない常駐ソフトも削る。
●とかやってて、再起動に失敗してマシンが動かなくなったりすると猛烈に悲しくなって夕日に向かって駆け出すしかなくなるのだが、無事に動いてくれた、以前よりも明らかにキビキビと。いや、キビキビは言いすぎだな。体感モッサリ度20%減くらい。

April 22, 2009

ゾンビと私 その4 「ショーン・オブ・ザ・デッド」

●最近、続けて演奏会で怖い場面に遭遇したんすよ。どちらもかなり年配の方なんだけど、大声で他のお客さんに怒鳴っている。ある人は、ロビーの本来なら腰掛けるべき場所に荷物を置いた若者に対して、「そこは荷物を置く場所ではない!」と激昂していた。ある人は、他のお客の座席の足元にカバンか何かが置いてあったのに足を取られたのか、「荷物はクロークに預けろ!」と怒鳴りつけていた。怖い。相手に小さな非があるとここぞとばかりに怒りを爆発させ、大声を発しながら襲いかかる。ワタシは気づいた、あ、これはレイジ・ウィルスだ。ワタシも感染すると憤怒のみに衝き動かされるにちがいない。
●ホントはゾンビ映画を見たいわけじゃないんすよ。そうじゃなくて、このゾンビ化せずには済みそうもない社会の中で、どうやって生き抜けばいいのか、それを考えるためのゾンビ映画。ぜんぜんダメかもしれないけど、もしかしたら予習が有効かもしれない。隣人がゾンビになったらどうするのか。街がゾンビであふれたらどうするのか。「砂漠に行けば助かるかもしれない。ただしガソリンスタンドの場所は事前に要チェック」とか先に知っておくと、少しは安心かもしれないし。いや、クルマ持ってないけど。あと、「窓のそばに立ってると死亡フラグが立つ」とか、知っておいたほうが知らないよりはマシなんじゃないか。
ショーン・オブ・ザ・デッド●基本的に登場人物が全滅しがちなゾンビ映画の中で、唯一、明るい結末が待っているのはどれだろうと考えると、やはりこれしかない。「ショーン・オブ・ザ・デッド」(エドガー・ライト監督)。「ホット・ファズ~俺たちスーパーポリスメン!」の人と同じ監督&役者なんだけど、こんなに可笑しいゾンビ映画はない。だって、これ、大人になりきれないダメ男がゾンビとの戦いを通して、真の大人の男になるとい