ドミノ・ピザ

2009年8月アーカイブ

August 31, 2009

スペインリーグ開幕(結果バレあり)

エスパニョール●ベルリン・フィル開幕に続いて(これは後日アーカイブを見よう)、スペインリーグも開幕。まずは注目の中村俊輔が所属するエスパニョールから。アウェイのアスレティック・ビルバオ戦。スタメンを確認するまでは心配していたのだが、中村俊輔は中盤の右アウトサイドで無事先発。4-2-3-1の3が左にルイス・ガルシア、中にイバン・アロンソ、右に俊輔。ワントップはタムード。デ・ラ・ペーニャはベンチ外。
●とまあ、セルティック時代と同じく得意のポジションで出場したわけだが、開始早々からレッジーナ時代の俊輔を少し思い出す展開に。アウェイだからということも大いにあるが、エスパニョールがゲームを支配する時間帯などほとんどないし、攻撃陣にボールが収まることも多くはない。前半、俊輔は最初にまずまずの縦パスを一本出し、その後ゴール前の絶好の位置でのフリーキックでは、ボールを蹴らせてはもらえたが枠を外した。
●ビルバオのほうもエースのジョレンテがややブレーキで、膠着した試合に。ある意味でエスパニョールには狙い通りの0-0が続いたのだが、77分にオフサイドぎりぎりを突いた縦パスからトケーロに決められて失点。その後はほとんどチャンスを作れずに敗れてしまった。
●俊輔は最後までピッチにはいたものの、見せ場はまったく作れず。正確無比なトラップからひたすらバックパスを供給していた……。ミスもやや目立ったか。サッカー紙の採点なら(6点が平均として)5点か、悪くすると4.5点かも。ただルイス・ガルシアもタムードもなにもできなかったのは同じ。地元サポにとってはホーム開幕戦こそが開幕だろうから、次の試合でなにかを見せられればサポのハートをつかめるだろうし、次もなにもできなかったらポジションは安泰ではないかも。
新銀河系軍団レアル・マドリッド●新銀河系軍団結成のレアル・マドリッドは3-2でデポルティボ・ラ・コルーニャに勝利。なんと、先発7人が新戦力→クリスティアーノ・ロナウド、カカ、ベンゼマ、アルベロア、アルビオル、ガライ、シャビ・アロンソ。今回はスーパースターに加えてディフェンスもちゃんと補強したという話だったが、守備はかなり不安定な印象。昨季はバルセロナが異常に強かったのであって、レアル・マドリッドだって勝点では普通の年なら優勝していてもおかしくなかった。そんなチームのメンバーをほとんど入れ替えてしまうようなやり方が果たしてうまくいくのかどうか……。トップがベンゼマで、イグアインがベンチなんだからなあ。でもベンゼマは良かった。

August 28, 2009

スイカダイエット

スイカ。猛食したい●加齢とともに体重は増える。が、どこかで食いとどめたい。もともと甘物アイスクリームジャンクフード好きだし。で、あと数キロ痩せたいというときにいいんじゃないかと思ったのが、これ、すなわち「スイカダイエット」。
●方法は簡単だ。夜寝る前にスイカを食べる。満足。これはどういうことかというと、フツー寝る前になにか食べたくなるわけだが、そこでポテチだのチョコだのキャラメルだのモナ王を食べるくらいだったら、スイカのほうが断然いいんである。どう考えてもほとんど成分は水だし、糖分も薄そう、なのにお腹いっぱいになる。うお、これ鋭すぎる。
●そこで「スイカダイエット」大作戦を売り出してやろうかと思ったが、その前に念のためググってみたら、なんと、すでにあるではないですか、「スイカダイエット」が。もうテレビとかでもやってるし。そうだよなー、これ、誰でも思いつくよなあ。
●で、ハタと思いついて、さらにググってみた。なるべくありそうにないダイエット法を。「シュークリームダイエット」。お、ヒットした。すでにある。「カツ丼ダイエット」。まさか、これもヒットするじゃないか。
●どうやら食べ物ならなんでもダイエット法になるらしい。結論。なにを食べても人間は痩せる! あれれ!?

August 27, 2009

立てこもるクマ

クマさんです。微妙に怖いぞ、これ。●昨日、駅のトイレに入ったら個室から妙な声が聞こえてきた。「グオォー、グオォ~」という低い唸り声で、なにか体調が悪いとかそういうのとは明らかに雰囲気が違ってて、相手を威嚇しているような怖い感じの声だったんである。これはそうだなあ、たぶんクマ? いや、クマの鳴き声なんて聞いたことないけど、でもクマとしか思えない声で、あの狭い直方体のボックスの中にまさかクマがいるのか、それもかなり大型のヤツ、おそらく充填豆腐みたいにぴっちり詰まっているクマ、そして威嚇している相手は誰なのか。
●どう考えてもこの場でゆっくりしているのは危険なので、すぐに脱出した。今たまたま持ち歩いて読んでいる本がクマの出てくる小説で、それも不条理にも街中に忽然とあらわれて人語を解するクマだったりするという、激しく超現実的なシンクロニシティ。何か意味があるのか。その本にはイルカも登場するので、明日あたりどこかで見かけるのかもしれん、駅のホームとか、スーパーのレジの行列とかで。
●えっと、オチはないっす。ただの実話だから。

August 26, 2009

ロイヤル・オペラが「ツイッター」で歌詞を募集

Twitter●何日か経ってしまったニュースだけど、せっかくなので。名門オペラハウスが歌詞を「ツイッター」で募集(AFPBB News)。ロイヤル・オペラがTwitterでユーザーから歌詞を募集して、それを実際に舞台上で演奏しようという企画で、これ自体はTwitterの利用法としてはどうかなって気もするんだけど、話題にはなる。
●特に英語圏では音楽団体や演奏家でTwitterのアカウントを活用しているところは非常に多い。もちろん音楽祭とかレコード会社も。ロイヤル・オペラメトロポリタン・オペラニューヨーク・フィルシカゴ響BBCプロムスベルリン・フィル(ここは英語でつぶやいている)等々、膨大。個々のアーティストは多すぎて把握できない。
●で、これまでに成功してきたネット上のサービスの例を考えると容易に想像できるように、今後日本の演奏団体や演奏家も猛烈な勢いでTwitterに公式アカウントを取ることになると思う。そのアカウントをどう活用するか(「つぶやき」における宣伝度合いの濃い薄いの加減、ユーザーとの適切な距離感の保ち方、ウェブサイトやYouTubeとの連携方法など)については、海外の先行事例が大いに参考になるはず。
●これはワタシの個人的な感触なんだど、日本の演奏団体に関しては先行者の持つアドバンテージはかなり大きいと思う。たとえば東京のプロ・オーケストラだったら、最初の1つ2つはよほど運営がまずくない限り、新鮮さもあってフォロアー(読者)を無条件に獲得しやすい。でも7つめ、8つめまでフォローしてもらえるかというと、その団体の既存のお客さん以外にはやや厳しいかもしれない。
●ご担当の方が始めるには、まず個人アカウントを作って、実際に自分自身でつぶやいたりつぶやかれたりして利用してみて、Twitter界の仕組みやノリをつかんでおくのが吉かと。
●ワタシのアカウントはこちら→Twitter。フォローもリムーブもご自由に。

August 25, 2009

連続不条理ドラマ「レッツゴー!クラヲくん」第15回 オーケストラコンサート編

●第1楽章が終わったところで、後ろのほうの席から聞こえてきた一言。たぶんお隣に向かって。


「あの……、落ち着かないので、それ止めてくれませんか!」


●「それ」ってなんデスカー!

August 24, 2009

「サマーウォーズ」(細田守監督)

サマーウォーズ。写真はコミカライズ版●映画館で「サマーウォーズ」(細田守監督)。あまりのカッコよさに眩暈。傑作。高校生が夏休みに体験するボーイ・ミーツ・ガールでありながら、世界を破滅から救うという話でもある。長野の田舎の旧家に婿役として迎えられる都会の男子高校生という日本の原風景と、すべてがデジタル化されて管理されるネットワーク社会の近未来的な描写のコントラストが実に鮮やか。
●同監督の前作「時をかける少女」も高校生たちが主人公だったが、あちらが個人の物語だったのに対して、今回は世界を描いたもっと大きな物語。あちこちツッコミどころ満載ではあるんだけど、テーマそのものは大変すばらしい。
●長野の田舎では祖母を長として血縁による大家族の共同体が強固に築かれている。共同体に危機が訪れたときは親類縁者が力を合わせてこれに立ち向かう。それがフラットで個の顔の見えないネットワーク社会ではどうなるか。当初、敵に立ち向かうのはネットの最強戦士である「キングカズマ」だった。みんな掲示板に「助けてキングカズマ」みたいなことを書くだけで傍観者にしかなろうとしない。しかしヒーローが敗れたときにどうするか。最後の最後には見知らぬ外国のだれかが「僕のアカウントを使ってください」と自身を差し出すことによって、皆が通りすがりの名無しさんではなく共同体の一員であるという意識に目覚める。田舎の大家族にあって現代では失われたと思えたものが、正しくバージョンアップしてネットワーク社会に甦るという物語なので、文句なしにポジティブで美しい一方で、ある意味耳の痛い話でもある。
●ネット上のセカンドライフ風の仮想世界としてOZ(オズ)というのが出てくるんだけど、このCGの世界がアニメで描かれているのがカッコいい。ていうか、なにがCGでなにがアニメかというのもよくわかんないけど。

August 23, 2009

ルツェルン秋葉原

●お。先日生中継を半分だけ見たARTE Live Webルツェルン音楽祭オープニング・コンサート、アーカイブを見れる(ら抜き)ようになっているではないか。クラウディオ・アバド指揮ルツェルン・フェスティヴァル・オーケストラでプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番(ユジャ・ワン独奏)とマーラーの「巨人」。ユジャ・ワンが2曲アンコールを弾いてくれる。強烈。なんだか豹みたいに俊敏、若さ爆発、閃光に眩暈。これも期間限定だろうから見たい方はお早めに。
●所用で秋葉原に出かけたのだが、ウワサ通り、ヨドバシカメラ前の「ルイーダの酒場」は大混雑していた。みんな密集して寡黙にDSに釘付け。いやー。楽しそうだ。DS持ってないからやらないけど。
●ザ・コン館跡地っていまだに何も入っていないのか? ザ・コン館のフロア案内とかがまだ残っていて驚く。ずいぶんお世話になったな、ここには。
●ドクター中松に遭遇。選挙運動中。北朝鮮のミサイルをUターンさせる発明をしたんだそうっす。Uターンしてどこに落ちるかわからないのも大変だから、ミサイルを発射させない発明をしてはどうか。

August 21, 2009

「移動祝祭日」

●本日は当サイトCLASSICAの誕生日。1995年8月21日生まれなので、えーと、14周年か。ネットの世界で14年前というと、Yahoo! Japanもなにもまだほとんどの日本語商用サイトが存在しなかったというウェブ黎明期だった。今にして思うと特別な時代だったので、当時のネットのことをもっとあれこれ書きとめておけばよかったと少し思う。今後ともみなさまどうぞよろしく。
夜の樹●過去の特別な時代を振り返るといえば、夏は名作を読もう自分内キャンペーン実施中ってことで、ヘミングウェイの「移動祝祭日」(高見浩訳/新潮文庫)。ヘミングウェイが晩年になってから、1920年代にパリで送っていた青春時代、修行時代を回想している。題は作家のこの言葉に由来する。「もし幸運にも、若者の頃、パリで暮らすことができたなら、その後の人生をどこですごそうとも、パリはついてくる。パリは移動祝祭日だからだ」。
●もちろん猛烈におもしろい。途中でなんだかブログを読んでるような錯覚を覚えた。「アーネストのひとりごと、だれも知らないパリ」みたいな。訳文が新しいせいもある。文と文を結ぶのに、順接なら文頭に「で、……」、逆説なら「が、……」を割とよく使ってて、こういう短さ、簡潔さがそう思わすのかも。ブログで好まれる。
●で、(←ほら使った)特におもしろいところを自分用にメモしたいので、ここに書いちゃう。
●まず「ロスト・ジェネレーション」(失われた世代)という言葉。最近では割を食った世代に対してよく使われているっぽいが、もともとはこのあたりから来ているわけだ。この訳では「自堕落な世代」にロスト・ジェネレーションとルビを振っている。引用しちゃう。

ミス・スタインは言った。「こんどの戦争に従軍したあなたたち若者はね。あなたたちはみんな自堕落な世代(ロスト・ジェネレーション)なのよ」
「そうですかね?」私は訊いた。
「ええ、そうじゃないの」彼女は言いつのった。「あなたたちは何に対しても敬意を持ち合わせていない。お酒を飲めば死ぬほど酔っ払うし……」(p48)

●ヘミングウェイはまだパリでは売れていなかったので、やたら貧乏だったとか空腹だったという話が出てくる。お腹が空いたのをガマンする話というのはワタシには相当インパクトがあって、特にこれはスゴい。

 いかなる基準に照らしても、当時の私たちはまだとても貧しかった。私は依然として、だれかに昼食に誘われたからという口実をかまえて、その実リュクサンブール公園を二時間ほど歩きまわってくるというつましい倹約法を実践していた。公園からもどってくると、昼食がいかに豪勢だったか、妻に話して聞かせるわけである。(p145)

 ところが赤貧だという割には奥さんと長期の旅行に出かけたり、競馬にお金を注ぎこんだり、酒を飲んだりして、ヘミングウェイは人生を思い切り謳歌している。読んでいる間どうも違和感があったが、訳者解説を読んで納得。実際には当時のヘミングウェイ夫妻は貧しいどころかかなり裕福だったという。青春時代を描くには、そういうファンタジーが必要だというのはわかる気もする。
●文中、ジェイムズ・ジョイスが登場する。家族みんなでイタリア語をしゃべっていた。
●これってどういう格好なんだろ。

 ウィンダム・ルイスはカルチェ・ラタンの通人のように幅広の帽子をかぶって、歌劇"ラ・ボエーム"の登場人物を思わせる出で立ちをしていた。

●スコット・フィッツジェラルドとの交友についてはかなりの紙幅が割かれている。印象深かったのは、だんだん奥さんがフィッツジェラルドの仕事に嫉妬しだすというところ。フィッツジェラルドがマジメに仕事に向かおうとしても、奥さんが遊びに連れ回し二人で酔いつぶれる、とか。
●成功を収めつつある作家に対して「リッチな連中」が言い寄ってくるところは、なかなか微妙で慎重に書かれている。「リッチな連中」というのは、毎日を祝祭のように華やかにするが、一通りの交際を経て栄養分を吸い取ってしまうと、なにもかも干からびた状態にして立ち去っていく人々。自分とは縁がないとしても見たことのあるような光景じゃないだろか。

彼らリッチな連中の魅力に籠絡された私は、銃を持つ男ならだれとでも出かけたがる猟犬のように、もしくは、自分の真価を愛し評価してくれる人物にとうとうめぐり合ったサーカス仕込みの豚のように、盲目的で愚かだった。毎日が祭りであるべきだというコンセプトは、私には驚くべき発見のように思われた。私は彼らの前で、推敲をすませた長編小説の一部を朗読するようなことまでしてのけたのである。それは作家としては最低の所業だし、……(中略)危険なことだったのだ。(p297)
August 20, 2009

アルビレックス新潟vsガンバ大阪@テレビ観戦

●ウィークデイだがJリーグ開催日の本日、三ツ沢球技場でマリノスの試合があると知って、これは久々に生マリノスかなと思ったんすよ、朝は。
●でも行くとなると結構大変。試合正味2時間、試合前後1時間、ウチから三ツ沢まで往復3時間だから、計6時間は必要なわけで、やっぱり横浜遠すぎで夕方くらいにあきらめる。で、代わりにというか代わりでもなんでもないのだが、BSで中継のあったアルビレックス新潟vsガンバ大阪を観戦。よそさまvsよそさまの無縁対決。
新潟名物 勝ちの種●しかしレベル高いなあ、この両チームは上位だけあって。新潟は今季文句なしの成功を収めているクラブだと思う。ウチ(=マリノスね)で十分に才能を開花させてやれなかった大島秀夫を3トップの一角で使ってくれてて嬉しい。ただこの日は代表選手の矢野貴章を欠いていて、代わりに入ったチョ・ヨンチョルはもうひとつ積極性を欠いたプレイ。でもチームの攻守のバランスは取れていた。結果は1-2で敗れたとはいえ、ガンバのディフェンスを何度も崩していたし、最終的にシュートが入るか入らないかだけの差だったと思う。あの布陣で失点が少ないってのは相当前線の選手が走ってるんじゃないか。
●ガンバ大阪は美しいサッカーをしていて、しかも1分のルーカスのゴールといい、42分の二川のダイビングヘッド(らしくない)といい、どうしてそんな好都合な時間帯にあんなに難しいゴールが決まるのかっていうくらい試合巧者。二川といい遠藤といい本当に上手い。橋本まで上手くなってる気がする。ただ、ルーカスの肘は気になる。ハイボールに競り合うときに相手ディフェンダーの顔の位置に肘を上げてくる。別にルーカスだけじゃなくて、全世界的に見られる光景なんだけど(クリスチャーノ・ロナウドだってやる)、サッカー的に楽しくない場面。
●本日の早野解説。「矢野キショウだけにチキショ~ウと思ったでしょうね」。師匠と呼ばせてください!(ウソ)。