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January 29, 2026

Apple Music ClassicalとSpotify、その後

Apple Music Classical
●先日書いたようにApple Music ClassicalをWindowsで使い始めた。使い心地はまずまず。クラシックに特化しているだけに、検索機能はSpotifyとは比較にならない。が、本当に期待通りかといえば、そこは微妙なところで、Naxos Music Libraryみたいなきちんとしたメタデータを期待するとがっかりする。日本語対応もできているところと、できていないところがある。ブラウザから使えるのは手軽だが、ウェブアプリとして使ってみると少々使いづらいかな。デザイン面はいまひとつと感じるが、これはライトユーザーを想定しているからなのかもしれない。ともあれ、Spotifyの検索がひどいので、当面Apple Music Classicalを使い続けることにした。
●で、当初の心づもりとしてはSpotifyから乗り換えようかとも思っていたのだが、やっぱりSpotifyも止められないというのが結論。なぜApple Music Classicalだけじゃダメで、Spotifyも必要なのか、よくよく考えてみると「楽しさ」の差か。Spotifyのほうが楽しい雰囲気があるというか、音楽好き向けって感じがする。Appleは事務的というかそっけない。Spotifyだとトラックごとに累計再生数が出る。自分の好きな曲やアーティストの再生数があまりに低いと(1000回以下だと表示すらされない)、応援する気持ちで再生したくなる。推しに一票を入れた気分。
●発見も多い。たとえば、DGのバーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルのマーラー「復活」の再生数は、いちばん多い終楽章の最後のトラックでも31万回ほど。対して、同じDGのギルバート・キャプラン指揮ウィーン・フィルのマーラー「復活」は第1楽章の2番目のトラックが656万回も再生されている。キャプランは「復活」しか振らない億万長者の指揮者で、金持ちの道楽と揶揄されがちだったが、再生数ではバーンスタインを凌駕している。
●レイチェル・ポッジャーによるテレマンの「無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲」(Channel Classics)は最大でも1万3千回しか再生されていない。まあ、メジャーどころを外すとそんなところかなと思うじゃないすか。でもボリス・ベゲルマンが弾いたテレマンの「ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ」(ハルモニアムンディ・ドイツ)には328万回も再生されている曲があって、それはどういうことなのかと思う。意外な曲や意外な人が人気を集める一方、定評ある「名盤」がほとんど再生されていなかったりもする。こういうのが、おもしろいんすよね。
●というわけで、しばらくはApple Music Classical、Spotify、Naxosの3つのサービスを併用していくことになりそう。

January 28, 2026

SOMPO美術館 「モダンアートの街・新宿」

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●新宿西口のSOMPO美術館で「モダンアートの街・新宿」展(~2/15)。開館50周年企画。日本のモダンアートの歴史は新宿なくして語れないということで、中村彝(つね)、佐伯祐三、松本竣介、宮脇愛子ら新宿ゆかりの芸術家たちの作品が並ぶ。上は松本竣介「立てる像」(1942/神奈川県立近代美術館)。自画像なのだが、でかい。舞台はもちろん新宿だが、まだ高層ビルなどが建つ前の時代であり、代わって巨大化したかのような自身の姿がそびえ立つ。後方の風景との対比からするとコジラ級の巨大さであり、大きくもあるがどこか頼りなくも見える自己の投影とも解せる。

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●こちらは本ブログでたびたび話題にしている、芥川(間所)紗織による「女」(1954/板橋区立美術館)。芥川也寸志の最初の奥さん。東京音楽学校を卒業して声楽家を目指していたが、声楽は也寸志の作曲の妨げになるとして画家に転向した。

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●こちらは中村彝「カルピスの包み紙のある静物」(1923/茨城県近代美術館)。セザンヌっぽい雰囲気だけど、カルピスの包み紙がインパクト大。現代ではカルピスというと濃縮された原液が入ったボトルかペットボトルが思い浮かぶわけだが、この時代は「カルピスの包み紙」というものがあったわけだ。カルピスに漂うデラックス感。しかし1923年にすでにカルピスが売られているとは。すでに100年を超えている。ちなみにこのアトリエは下落合にあったのだとか。全般にこの展覧会、落合とか下落合とか中井とか、そっちのほうの新宿がよく出てくる。

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●これはこの美術館で見ることで一段とおもしろみが増す作品。寺田政明「ひまわり」(1950/板橋区立美術館)。SOMPO美術館にはゴッホの「ひまわり」があり、どの企画展でも最後に常設の「ひまわり」を見ることになっている。ただ、作品保護の観点からか、立派なガラスケースの中に置かれ、照明も暗く、「ひまわり」はいつも沈んだ調子に見える。それに対して寺田政明「ひまわり」は堂々と闇落ちしたひまわりである。フォースのダークサイドにある「ひまわり」。東西ひまわり対決が実現。
●「モダンアート」といったときに70年前とか100年前を指す現象は音楽界と似た状況か。「モダン」が「コンテンポラリー」から激しく乖離して、ノスタルジーを伴う語になっている。

January 27, 2026

ある日、スマホが4G回線につながらなくなった → 解決

●先週末、突然、スマホが4G回線につながらなくなって慌てたので、その顛末と解決策を以下に。使用機種はGoogle Pixel8a、回線はIIJmioのドコモ網。Androidの更新があった直後なので、おそらくそれがきっかけだと思う。家の中ではWi-Fiがあるので気づかなかったが、外に出るとスマホが4G回線につながらない。ネットワークのアイコンのところが「地球儀と?マーク」になり、「利用できるネットワークがあります」と記されている。ネットワークにつながらないとスマホはなんにもできないわけで、なんとも心細い。
APNの設定画面●で、帰宅してから落ち着いて調べてみると、APNの設定がおかしくなっていることが判明。どうやらAndroidの更新時に変わってしまったようだ。スマホの「設定」→「ネットワークとインターネット」→「インターネット」→「NTT DOCOMO」の設定→「アクセスポイント名」とたどると、写真のようにAPNの一覧がずらりと出てくる(あるいは「設定」の検索欄にAPNと入れて、「アクセスポイント名」に飛んでも可)。ここが本来なら「IIJmio」になっているべきだが、なぜか「spモード」になっていた。これはNTTドコモ用の設定なのかな。たしかに回線はドコモ網だけど、つなげる先は「IIJmio」なので変更する。どういうわけか「IIJmio」のラジオボタンをクリックしても選択状態にならず困惑するが、もとの画面に戻ってからもう一度見てみるとちゃんと反映されていた。これですんなりと4G回線につながるようになった。
●スマホ購入時はSIMを差し込んだだけで勝手に設定が済んだので、APNの設定画面を触ったのは初めてかも。同様の事象で困っている人がいるかもしれないので、書いておく。答えがわかれば「なあんだ」だけど、わからないとかなり焦る。たまにこういうことがあると、なんでもかんでもスマホに頼るのも考えものかなと思う。

January 26, 2026

U23アジアカップ決勝 U23日本vsU23中国 日本は2連覇を達成!

●サウジアラビアで開催されたU23アジアカップ決勝はニッポン対中国。大岩剛監督率いるU23は現在のフル代表とは異なり4バックの布陣で、4-3-3(4-1-2-3)。対するアントニオ・プチェ監督率いる中国は5-3-2の守備的布陣。中国はここまで無失点の堅守が持ち味。会場には中国サポが大挙してやってきたようで、完全にアウェイの雰囲気。予想通り、開始早々からニッポンがボールを保持する展開で、畳みかけるような攻撃をくりだす。前半12分、右サイドを縦に侵入した古谷がマイナス方向にグラウンダーのクロスを送り、これを収めた大関が右足を振りぬいて先制ゴール。相手ディフェンダーに当たってゴールに吸い込まれた。さらに前半20分、小倉が自身の巧みな守備でボールを奪い、そのまま持ち込んでシュート、これが決まって2点目。あっという間に2点をリードして、楽な展開になった。
●ニッポンは落ち着いて試合をコントロールしながら、後半にも佐藤龍之介(PK)、小倉が追加点を奪って4対0。中国はフィジカルコンディションがいまひとつか。決勝まで勝ち上がってくるだけあって、前半はしっかりとした戦いぶりだったが、4失点目以降はラフプレーが目立つようになり、試合そのものよりもけが人が出ないかどうかにハラハラする展開になってしまった。とくにベーラム・アブドゥウェリに2枚目のイエローが出なかったのは驚き。主審はサウジアラビアのファイサル・アルバラウィ。ラフプレーに対しては毅然とした対応をとってほしかった。
●ニッポンは実質U21ながら、年上の選手たちを相手にこの大会で連覇。近年、フル代表のアジアカップではなかなか勝てないのとは対照的。おそらくこの決勝がベストメンバーの先発だと思われるので、先発メンバーだけでも記しておこう。GK:荒木琉偉-DF:小泉佳絃、永野修都、市原吏音、梅木怜-MF:小倉幸成-大関友翔、佐藤龍之介-FW:古谷柊介、ンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄、横山夢樹。中継でのンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄の呼び名は「ブライアン」だった。ブライアン、小泉、小倉、古谷は大学生。ほかにJ1、J2、J3の選手がいて、佐藤龍之介はフル代表経験者。立場はみんな大きく異なるのに、ひとつのカルチャーを共有しているところがおもしろいところ。

January 23, 2026

東京国立博物館 法隆寺宝物館の「伎楽面」

tohaku2026gigakumen.jpg●東京国立博物館の法隆寺宝物館では、国宝の「伎楽面」が金曜と土曜のみ、通年展示されている。伎楽とは飛鳥時代に大陸からもたらされ、奈良時代には各地の寺院で上演された仮面芸能なのだとか。その仮面である「伎楽面」は残っているものの、演目の内容は不明。仮面ごとにさまざまなキャラクターが与えられており、想像力を刺激する。

伎楽面 酔胡王

●たとえば、上は「酔胡王」(飛鳥時代7世紀、以下同様)。酔っぱらった西アジアの王さまを指す。酔ってこういう目つきになったオジサンからは、なるべく遠ざかったほうがよいというのがワタシの経験則である。

伎楽面 力士
●こちらは「力士」。悪者をこらしめる役柄。悪そうなやつに絡まれている女性を救うヒーローといったところ。

伎楽面 崑崙
●で、こっちがその悪者役の「崑崙」(こんろん)。東南アジアから奴隷として中国にやってきた悪い人たちといった設定らしい。

伎楽面 治道
●このピノキオみたいな鼻の人は「治道」(ちどう)。舞台の露払い役。イタリアのコメディア・デラルテもそうだけど、仮面ごとにキャラが決まっている芸能は世界中にあるのだろう。この種の芸能なら必ず道化役がいたと思うが、伎楽の場合はだれなんでしょね。

伎楽面 酔胡王 彩色
●チャッピー(ChatGPT)に着色してもらった「酔胡王」。会場で配布されているパンフレット「国宝 伎楽面 法隆寺に伝えられた古代の仮面」を読むと、これら仮面は制作当時、華やかに彩色されていたという。そこで、一通り伎楽について話して文脈を作っておいてから、「酔胡王」の当時の彩色を推定してもらった。もちろん、これは遊びでしかないが、色があったら見え方が違ってくるのはわかる。

伎楽面 力士 彩色
●こっちは「力士」彩色版。ヒーローというより悪役っぽく見えるのだが。顔が怖い。

伎楽面 崑崙 彩色
●こちらは「崑崙」彩色版。これは悪そう。なぜかチャッピーは帽子をかぶせ、「力士」に似た風貌にしてしまう。

伎楽面 治道 彩色
●おしまいは「治道」彩色版。またしてもチャッピーは勝手に帽子をかぶせて描いた。なぜ帽子を描くのかと尋ねると、当時は帽子こそ最重要パーツだったともっともらしいことを並べ立てる。まあ、そういうのは話半分で聞いておかないと罠にはまるので、本気にしない。だんだんこちらもAI慣れしてきた。

January 22, 2026

出光音楽賞受賞者ガラコンサート取材、U23アジアカップ準決勝

●21日は昭和女子大学人見記念講堂で第34回出光音楽賞受賞者ガラコンサートの取材。このガラコンサートは毎回「題名のない音楽会」の収録を兼ねていて、ふだんは東京オペラシティで開催されるのだが、現在休館中ということで人見記念講堂での開催となった。この会場、番組の収録ではときどき使っているのだが、人によっては懐かしい会場かもしれない。サントリーホールの開館以前には、カール・ベーム指揮ウィーン・フィルの来日公演なども開かれていた。その名の通り、昭和女子大学のキャンパス内にあるので、日中は学生たちの姿を見かける。
●今回の受賞者はテノールの宮里直樹、チェロの北村陽、ヴァイオリンの金川真弓の3名。川瀬賢太郎指揮東フィルとの共演で、それぞれドニゼッティの「愛の妙薬」から「人知れぬ涙」と「ランメルモールのルチア」から「わが先祖の墓よ」、プロコフィエフの交響的協奏曲の第2楽章、コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲から第2、3楽章を演奏。取材のためバックステージ側にいる時間が長かったので、ぜんぶは客席で聴けなかったのだが、こういった受賞記念演奏会でプロコフィエフの交響的協奏曲みたいな曲が演奏されるのは、なんだかうれしい。
●U23アジアカップ準決勝では、ニッポンが韓国相手に1対0で勝利。実質U21で大学生も参加しているニッポンが、本物のU23の韓国相手に勝ってしまった。この日は風が強く、追い風の前半でゲームを支配して小泉佳絃(明治大学)のゴールで先制、後半は向かい風に苦しみながら耐え抜いたという展開。向かい風ならロングボールの放り込みも一手だろうが、ニッポンはそういう戦い方をするチームではない。年長の韓国に勝ったのはすごいこと。フィジカルコンディションでニッポンが上回っていたとも思う。暑さ(サウジアラビア開催)と日程が厳しい大会で、ニッポンはずっと中二日で戦ってきて、この試合でようやく初めての中三日。一方、韓国は中二日で、体にキレがなかった。
●もうひとつの準決勝は、中国がベトナムに完勝。決勝戦の相手は中国になった。ついに中国が来た。ベトナムの大躍進も印象的。これまでアジアの中で出遅れてきた東南アジアが、本当に強くなってきた。アジアの大会なのに、ベスト4に地元の中東勢がひとつも残らず、オーストラリアも中央アジア勢も敗退して、東アジアと東南アジアだけでベスト4を占めたのはサプライズだろう。ベトナムはグループリーグでサウジアラビアを1対0で退けている。サウジは世界的スターを集めた国内リーグが発展する一方で、代表チームにかつての強さが感じられない。

January 21, 2026

新国立劇場 オペラ 2026/2027シーズンラインアップ発表会

新国立劇場2026/2027シーズンラインアップ発表会 ピーター・グライムズ
●20日は新国立劇場オペラ2026/2027シーズンラインアップ発表会。今回は大野和士オペラ芸術監督が欧州からオンライン登壇ということもあって、プレス側は劇場のホワイエとオンラインのどちらからでも参加できるハイブリッド方式。ありがたく、オンラインで参加させてもらう。ZOOMを使用。
●今シーズンは新制作が2本だけで寂しかったが、来シーズンはふたたび3本に戻る。開幕公演のロッシーニの「イタリアのトルコ人」、続くブリテンの「ピーター・グライムズ」(写真)、シーズン締めくくりのヴェルディの「マクベス」の3本。新味もあり楽しみな3本なのでは。「イタリアのトルコ人」はそうそう上演されない作品。テアトロ・レアル、リヨン歌劇場との共同制作で2023年にマドリードで初演されたプロダクションで、演出はロラン・ペリー。新国立劇場では「ジュリオ・チェーザレ」があったが、昨年のセイジ・オザワ松本フェスティバル2025でのブリテン「夏の夜の夢」が記憶が新しいところ。今回もおしゃれで、一工夫のある舞台になるようだ。作品自体にメタ視点があるゆえか、フォトノベル(写真や吹き出しの入ったメロドラマ風のロマンス小説)がコンセプト。アレッサンドロ・ボナート指揮東フィル。
●「ピーター・グライムズ」は2023年にミラノ・スカラ座で初演されたロバート・カーセンの演出。題名役はブランドン・ジョヴァノヴィッチ、大野和士指揮東フィル。新国立劇場の「ピーター・グライムズ」といえば、かつてウィリー・デッカー演出のすごい舞台があったが、あれはレンタルだったので再演ができなかった。ブリテン没後50年に待望の新制作が実現。自分はこの作品が20世紀オペラの最高傑作だと思っている。現代の社会そのものが描かれていると感じるので。
●「マクベス」はロレンツォ・マリアーニの演出。カルロ・リッツィ指揮東京フィル、マクベスにエルネスト・ペッティ、マクベス夫人にカレン・ガルデアサバル。ヴェルディ初期の傑作だが、なにしろ題材が「マクベス」なのだから、物語のおもしろさでは最高ランク。
●レパートリー公演には「フィガロの結婚」「トスカ」「サロメ」「カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師」「ばらの騎士」「ファルスタッフ」「エフゲニー・オネーギン」といった名作がずらりと並んだ。「ばらの騎士」では脇園彩がオクタヴィアンを歌う。

PHOTO: Brescia and Amisano © Teatro alla Scala
January 20, 2026

「成瀬は都を駆け抜ける」(宮島未奈著)

●累計180万部突破の大ベストセラー、「成瀬は天下を取りにいく」「成瀬は信じた道をいく」に続くシリーズ完結編、「成瀬は都を駆け抜ける」(宮島未奈著/新潮社)を読む。滋賀県大津市に住むヒロイン、成瀬あかりを主人公とした青春小説。今回もこれまでと同様、連作短篇集であり、それぞれの短篇ごとに視点が入れ替わり、周囲のさまざまな人物から見た成瀬の姿が描かれる。成瀬は常に他人からの視点でしか語られず、その内面は決して描かれない。中学生時代から始まったシリーズだが、すでに成瀬は京都大学理学部の学生になっている。あいかわらず、自分をナチュラルに信じることのできる子で、他人の目をまったく気にしない。メンタル健康優良児とでもいうか。みんながこうありたいと望むような人物像なんだと思う。大人も子どももそれぞれの読み方で楽しめて、読後感は爽快。主人公がだんだん大人に近づくにしたがって、描き方が難しくなってくると思うので、これでシリーズ完結は納得。
●琵琶湖小説としても秀逸。読むと琵琶湖に行きたくなる。びわ湖ホールのコンサート予定を調べてみようかな。

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飯尾洋一(Yoichi Iio)

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